港区北青山に京都知恩院末、浄土宗寺院「寂照山高徳寺」(唯心院)はある。甲賀組の望月助之進外7名が開基、晃誉上人居的和尚が開山。創建は天正7年(1579)。本尊は阿弥陀如来像(伝恵心僧都作)。外苑前駅から青山通りを左折、都立青山高校の南側、熊野神社の手前の道路奥の方に「山門」があり、正面に入り母屋づくり瓦葺の「本堂」、屋棟には金色の葵の紋章があり徳川家と関わりがあるのだろうか?本堂前にはしだれ桜や芙蓉の木が四季を彩るようだ。境内の左には「千体仏」の塚、六地蔵がある。かつて境内は3千余坪あり満願稲荷社、寿延観音堂、子安観音堂、鐘楼があった。当寺は山の手6阿弥陀の第三番札所である。(1912)






