横浜市瀬谷区本郷にアジサイの名所「あじさいの里 白鳳庵」はある。ここは個人(元横浜市議長であった川口正英氏)の邸宅で主が十数年かけて蒐集増殖された50~60種、3000株のアジサイが植栽されている。このアジサイが咲き乱れる梅雨の時期だけ地元の人、他県の人に見て頂こうと無料で開放されている。瀬谷駅より徒歩10分、白鳳庵の門に辿りつくとそこには元横浜税関、神奈川県庁で利用されていた立派な「門柱」があり、右側に「あじさいの里」と掲げられている。また門の前には「神奈川県庁の門」と刻まれた石碑が建てられている。門を潜ると左側には歴史を感じる白壁の蔵が3棟がある。そして散策路前には「石灯籠」、「銅像」が建てられ、ガス灯がその名残を留めている。中ほどの敷地内には「阿久和川」(境川の支流)へ流れるのではと思われるの水路があり、風情が感じられる。鬱蒼とした林か森を感じさせる樹林には50~250年の古木・大樹が天をふさぎその茂み下の陽光地に植栽されている各種アジサイが見事に開花し旬の輝きを放っている。その間を縫うように造られている散策路は今、美しい「あじさい回廊・トンネル」と化している。(1506)
















