横浜市瀬谷区本郷にあじさいの里として知られている「白鳳庵」はある。個人の方(横浜市会議長をされていた川口正英氏)の邸宅でその広大な敷地・庭園には国内外から集められた赤・白・紫と、およそ3,000株のあじさいが咲き誇っている。この季節だけ一般公開されている知る人ぞ知るアジサイの名所である。瀬谷駅より歩くこと10分、白鳳庵の入口に辿りつくと、そこには横浜税関の門~神奈川県庁の門であったものを払下げ移設された立派な門柱が建てられていた。そこには「あじさいの里」と記されている。門柱の前には「明治年代神奈川県庁の門」と書かれた石碑が建ってる。門を潜ると左側の樹林の奥に歴史を感じる白壁の蔵が三棟。その前には燈籠や銅像が建っている。庭園には150~250年という古木が自然の杜を創り出している。右側に100メートルはある散策路の左右にはホンアジサイ、ガクアジサイなどが今まさに満開で咲き誇っていた。帰るころ15名くらいの団体さんが門を入っていった。やはり人気のスポットのようで、まだ今月いっぱいまでは楽しめそうである。(1406)
ここの主が十数年来あじさいの種類と品種を蒐集し、増殖された甲斐あり大樹の下の陽光地で美しく咲き誇る。いよいよあじさいの散策路へ一歩足を踏み入れる。散策路の真ん中には歩きやすいようにと敷石が配置されている。あじさい回廊とでもいうべき散策路、またその奥にと色とりどりのあじさいがグラデーションとなって「花の園」を創り出している。今まさに旬の輝きを放っている。(1406)