神奈川県横浜市中区新港1丁目の横浜港に明治政府によって保税倉庫=国の模範倉庫として建設された歴史的建築物(正式名称は国の新港埠頭保税倉庫)で、みなとみらい地区内の2街区にあたるMM21のエリアでは特異なと言うか、シンボル的な存在、代表的な観光施設として「ハマの赤レンガ」と呼ばれ親しまれている「赤レンガ倉庫」はある。文化施設の1号館「ホールと多目的スペース」は大正2年(1913)、商業施設の2号館「ライブ・レストランとビアレストランの他、飲食・物販店が50軒以上」が明治44年(1911)竣工。1989年(平成元年)には保税倉庫の役割が終わったため、約5.5haが整備開発され、その周り一帯は広場や公園の「赤レンガパーク」として2002年(平成14年)4月開園。通算来場は5年前で6000万人ということであったので恐らく今は1億人近くに達しているに違いない。目まぐるしい時代の変遷を楽しく確かな記憶として、当時の倉庫の面影を残し1日を通しても時間と共に違う表情をみせる赤レンガ倉庫、フロアに並ぶテナントの数々四季折々の多彩なイベント、ベイブリッジや大さん橋を一望できる海に面したロケーションは誰もがそのノスタルジー性に魅了されるのであろう。(1804)














