相模原市南区相武台に昭和40年かつての「住宅供給公社」が造成した「相武台団地」はある。80棟2800世帯が居住する大型団地である。大分老朽化高齢化が進み団地内に唯一ある商店、銀行も閉店するなど過渡期に陥っている。ここは団地のイベントが行われる唯一の場所でもあるが。ツツジなどの植え込のみある一画に「タイサンボク」が樹高が高い枝の各所に大きな肉厚の純白の花を数輪ほど開花し始めている。「タイサンボク」は「泰山木」と書き「モクレン」や「コブシ」などと同じ仲間である。公園樹、庭園樹に適しており、2月早春から始まるこの「モクレン属」の大トリを飾るのがこの「タイサンボク」である。花期は6月~7月であるが既に開花が始まっている。枝先に大型の肉厚の白花を開き、微かに甘い香りを放っている。萼片は3個で花弁状、花弁は広倒卵形でふつう6個で、花姿はやはり美しい。(2505)



