英語名:Viper’s Bugloss,Blueweed
学名:Echium vulgare
エスペラント名:Ekio(unu el)
和名:シャゼンムラサキ、シベナガムラサキ
全体が毛で覆われていて、びっしり並んで咲く目立つ青い花の一つ一つは筒状、その筒の中からはみ出すように赤い雄蕊が覗いています。放置された農地やハイウエー脇などに群れて咲いている雑草ですが、和名を探すべく検索していたら、これを売っているサイトが沢山出てきてビックリ。
1683年頃既にヨーロッパから持ち込まれていたと言う花です。蛇に噛まれた時の薬になるというので持って来たのかも知れません。
英語名のViperはマムシ、毒蛇の意、学名のEchium もギリシャ語で蛇の意でこの草の実が蛇の頭に似ていることから付けられた名です。Buglossは古代ギリシャ語で、牛の舌という意味があり、その葉の形が牛の舌に似ているからなのだそうです。
青い花の中からチョロチョロ覗いている赤い雄蕊の様子がむしろ蛇を連想させますが…。
この花をサラダに散らして云々というサイトにも出会いました。ちょっと食べる気がしません。
まだ名前を知らなかった頃、遠目にはルピナス(登り藤)に似ていたので、あれっと思っていたら、「あれ、ルーピン?」と聞いた人がいたので、そう見えたのは私だけではないようでした。
和名はシャゼンムラサキ(ムラサキ科なので)、なにか優雅な名前です。シャゼンってどんな漢字を使うのでしょうね。
シベナガムラサキと呼ぶ人もいるそうですが、これは長く覗き出た雄蕊によることは言わずもがなでしょう。