★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

ワイルド・ベルガモット August 02, 2005 16:30

2005-08-03 05:30:23 | 野の花 - 夏から秋へ


学名:Monarda fistulosa
英語名:Wild Bergamot
日本名:矢車薄荷
エスペラント名:不明(勝手命名は:Sovag^a Bergamoto)

オンタリオ州から西はブリティッシュ・コロンビア州、南はジョージア州からメキシコまで広く分布しているワイルド・ベルガモットは別名ホースミント(馬の薄荷)とか、ビーバーム(蜂の香油)などとも呼ばれています。
淡い紫の小さな管状の花の集団が矢車草に似ているからでしょうか、日本名は矢車薄荷。その芳香がベルガモット・オレンジに似ているのでこの名があるそうです。
気管支の苦痛や風邪の症状を和らげるにはお茶にしてその蒸気を吸い込むのが良いそうですし、チモールという強力な防腐剤が含まれているところから興奮剤として、また、鼓腸(胃腸内にガスが溜まること)、吐き気を緩和することに利用されていたそうです。
原住民は葉を肉と煮て食べ、煮出し汁は髪のポマードに入れていたとか。
もう季節と思い、近くでこの花の咲いている所と言えば、Firemen’s park(消防士の組織が所有管理している自然保護公園)なので行って見ました。かなり終わりに近い状態でしたし、例年より少なく寂しい状況でちょっとがっかりしましたが、やはり良い年と悪い年があるのでしょう。来年に期待というところです。