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十一月三日月曜日、ネーチャークラブの手配でリサイクリングセンターの見学に行きました。リサイクルの箱にゴミを捨てるたびに、沸いてくる色々な質問をする良い機会でもあり、滅多に来ない機会でもあるので絶対に。。と思っていたのです。
リサイクルに関してはカナダでもリーダー格のこのセンターは9,300平方メーターの建物を使っていますが、始めからこのように大きかったわけではありません。
もともとは発育障害者を対象にした教育機関として1974年に発足したもので、リサイクルの対象も新聞紙に限られていました。それも今のように定期的に回収するのではなく溜まったら電話をして取りに来てもらうという形です。
今では、ナイアガラ地区のゴミ処理を一手に引き受けリサイクルしていますが、その範囲は12市町村、140,000世帯に及びます。その他同地区の200を越える商工業、250あまりの学校もこのセンターが請け負っています。
リサイクルによってナイアガラ地区は収入を得ています。2007年にはリサイクルした原料の売り上げは6.7百万ドルでした。
中でもリサイクルのスター格は「ナイアガラ・エコグラス」です。
1.2百万ドルの最新技術を用いた機械によって古いガラスは再生され、商品となって出荷されます。
日本の風呂桶位もある白い大きなプラスチックの袋一杯に詰められた製品が幾つも並んでいましたが、機械そのものは特許を取ってあるので写真に取らないで欲しいといわれました。
製品は主にサンドブラストに使われますが、セメントに混ぜたり、水の浄化装置に使われたりもします。
表紙写真は梱包されたアルミ缶の山の前で説明する所長のブルースさんと聞き入るネーチャークラブのメンバー達。