さて、数少ないジャンルの第404回は、
タイトル:セイバーキャッツ(全5巻)
著者:山本貴嗣
出版社:角川書店 ニュータイプ100%コミックス
であります。
舞台は21世紀後半、機械文明が発達し、様々な惑星へと進出するようになった時代。
女だてらに一匹狼の賞金稼ぎを生業にしているチカは、ある賞金首を追っている途中、その賞金首に倒されてしまう。
それを助けたのは、賞金稼ぎの誰もが銃器で武装していながら、素手でそうした凶悪犯を打ち倒すことが出来てしまう青年、光。
光はこの時代には数少なくなった中国武術の使い手として、チカ自身は名も知らない父親が手に入れた武術の秘宝を手に入れようとする大富豪の雷仁飛から、チカとその母親を守るために、訪れていた。
だが、光も雷仁飛には浅からぬ縁があり、チカと光のラブストーリー、光と仁飛との遺恨などの物語を絡めながらストーリーは進んでいく。
このマンガ、やっぱり特筆すべきは中国武術の描写がとてもいいことだろう。
主人公の光は、辺境の植民惑星ウ・タンで通背拳と言う武術を学んでいる。
中国武術にまったく興味がないひとには、名前を聞いただけでは、なんだそりゃ、ってなものだろうが、そうしたひとにも十二分に中国武術、通背拳というものの片鱗を正しい形で知ることが出来るものだと思う。
もちろん、これは特筆すべきところであって、ストーリーもいくつものドラマをうまくまとめている。
光とともに通背拳を修行していた雷鳳岩は、光の父の仇である仁飛の弟であり、そうしたふたりの関係もしっかりと描かれている。
他にも上記の光、仁飛との遺恨による戦いや、その原因となった植民惑星ウ・タンでの光の過去などの話など、それぞれの話やエピソードが読み応えのあるものになっている。
ただ、どうなんだろうねぇ。
私的には、このひとの絵って、好き嫌いがけっこう分かれるんじゃないかなぁ。
私も好きというわけではないし。
あ、もうこの絵はダメだわ、ってほどではないし、ストーリーがしっかりしているのでいいので気にはしないんだけどね。
しかし、ちょいと久しぶりなので検索してみたらこのマンガ、もう刷ってないのね。
復刊ドットコムにもあったし。
やっぱりマイナーな題材を扱ったものだからかねぇ。
まぁ、そんなんあり得るか! みたいなとんでもない技とか出てこないし、戦いもけっこう地味だからなぁ。
なので、読んでみたいひとは古本屋で探そう(笑)
タイトル:セイバーキャッツ(全5巻)
著者:山本貴嗣
出版社:角川書店 ニュータイプ100%コミックス
であります。
舞台は21世紀後半、機械文明が発達し、様々な惑星へと進出するようになった時代。
女だてらに一匹狼の賞金稼ぎを生業にしているチカは、ある賞金首を追っている途中、その賞金首に倒されてしまう。
それを助けたのは、賞金稼ぎの誰もが銃器で武装していながら、素手でそうした凶悪犯を打ち倒すことが出来てしまう青年、光。
光はこの時代には数少なくなった中国武術の使い手として、チカ自身は名も知らない父親が手に入れた武術の秘宝を手に入れようとする大富豪の雷仁飛から、チカとその母親を守るために、訪れていた。
だが、光も雷仁飛には浅からぬ縁があり、チカと光のラブストーリー、光と仁飛との遺恨などの物語を絡めながらストーリーは進んでいく。
このマンガ、やっぱり特筆すべきは中国武術の描写がとてもいいことだろう。
主人公の光は、辺境の植民惑星ウ・タンで通背拳と言う武術を学んでいる。
中国武術にまったく興味がないひとには、名前を聞いただけでは、なんだそりゃ、ってなものだろうが、そうしたひとにも十二分に中国武術、通背拳というものの片鱗を正しい形で知ることが出来るものだと思う。
もちろん、これは特筆すべきところであって、ストーリーもいくつものドラマをうまくまとめている。
光とともに通背拳を修行していた雷鳳岩は、光の父の仇である仁飛の弟であり、そうしたふたりの関係もしっかりと描かれている。
他にも上記の光、仁飛との遺恨による戦いや、その原因となった植民惑星ウ・タンでの光の過去などの話など、それぞれの話やエピソードが読み応えのあるものになっている。
ただ、どうなんだろうねぇ。
私的には、このひとの絵って、好き嫌いがけっこう分かれるんじゃないかなぁ。
私も好きというわけではないし。
あ、もうこの絵はダメだわ、ってほどではないし、ストーリーがしっかりしているのでいいので気にはしないんだけどね。
しかし、ちょいと久しぶりなので検索してみたらこのマンガ、もう刷ってないのね。
復刊ドットコムにもあったし。
やっぱりマイナーな題材を扱ったものだからかねぇ。
まぁ、そんなんあり得るか! みたいなとんでもない技とか出てこないし、戦いもけっこう地味だからなぁ。
なので、読んでみたいひとは古本屋で探そう(笑)