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さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

 植えられた桜並木のサクランボ

2012-06-24 | 日記


  こんな名前の板掲示をつけて坂下町の緑公園から東公園まで長い散歩道に植樹された桜並木は豊かな緑で人の心を豊かにしてくれます。



 でも、どの桜の枝にも今年はサクランボがついていないのです。3年くらい前の今頃はどの桜の木にも赤いサクランボがいっぱいついていたのにです。気になって並木の桜を一本一本見て歩きました。



ありました!。たった一本、旧一中裏の桜にサクランボのついた桜がありました。



 赤くおいしそうなさくらんぼですね。でも熟すると黒くなります。少し甘いけど苦くて食べられません。(75年ほど昔10歳だった私たち子供はおいしいと思ってみんなでたべました。貧しかったんですね)

 私はなんだか怖くなりました。4年前の頃は野の花にはたくさんの花蜂や蝶が香りと蜜に誘われて群がっていました。そして花粉を運んでいました。だからどの桜の木にも赤いサクランボがいっぱいついていたのです。

 いま、昆虫の数は劇的に減っています。3年前の秋、私はいつもだとあんなに秋の田んぼにいたイナゴが一匹もいなくなていることに驚きました。ばあちゃんの一坪菜園にはモンシロチョウがいませんから青虫はつきません。
 軒下にいっぱいついていたアシナガバチの巣は一個もありません。昆虫がいないから蜘蛛の巣はありません。

 虫嫌いなうちのばばちゃんなんかは虫のいない静かさを喜んでいます。でもじじはこの自然の激変を恐ろしいと思っています。ここまでにした私たち人間はいつか大きな罰を受けるんじゃないかと心配しています。
 
 桜にはいっぱいサクランボがついて、花には蝶や蜜蜂が群がる豊かな自然が懐かしいです。4年目の2008年アザミの蜜を吸うアゲハ蝶です。



 

カラスのエンドウってピンクの小さな花だけど

2012-06-23 | 日記
 初夏の野に小さなピンクの花が咲いて、カラスのエンドウって言うんだけどどんな実がなるんかな思っていました。




  
 そんなこと考えながら散歩していると、真っ黒な小さな実がカラスのエンドウの花のあとにいっぱいついていました。



 
 あぁ・・そうか真っ黒だからカラスのエンドウと言う生んだと分かって嬉しくなりました。

 そして、近くの草に緑の小さな(1センチくらい)エンドウ豆のさやがいっぱいついていました。小さいけどおいしそうでした。クサフジの実でした。



 クサフジの花はこんなです。

 


 そういえば藤の実も大きな豆ですし、葛の実は枝豆そっくりの豆です。たぶんニセアカシアも、ネムノキも、小さいけどシロツメクサもレンゲソウも豆だと思います。

 人間の先祖はこんな豆科の植物から大豆や小豆やエンドウ豆を作った(?_?)んかなどと思いながら散歩しました。梅雨の間の暇なじじの散歩です。 

[0.23µSV/h] 誰もいぬ川辺の道が怖くなり

2012-06-22 | 日記


 川辺の公園の散歩道にこんな掲示板があちこち立っているとぎょっとして怖くなります。「河川内に入るな」とは川の流れに入るなとということだろうと思って散歩道を歩いています。

 それにしても公園内の散歩道に一人の人影も見えないのは寂しく不気味です。



咲いてる白の美しいヒメジョオンの花も寂しそうです。



 5時半過ぎ、やっと人がまばらに見えてやっとほっとしました。自転車で秋田犬と走っているお兄さんもお元気そうです。 



 でも、よく見るとマイクロシーベルトの立て札が見えています。今年はなんか川辺のヨシキリの声もカッコウの声も例年より弱いような気がします。ボケじじの難聴と弱気のせいでしょうか。

 どなたさんか「贅沢に暮らした庶民への天罰だ」とおっしゃったような記憶がありますけど、有限の化石燃料の「原油」とウランを燃やして飽食して長生きして贅沢しているつけが放射能汚染や異常気象を招いているのかななんて思ったりします。

原油もウランもそのうちなくなるんでしょうけど・・

友逝きて5年の月日遠くなり

2012-06-21 | 日記
 若い社長さんだった友はいつも言っていました。「この道に大好きなアザミの花がなくなってしっまた。幼い頃の自然が懐かしい」と。



川沿いの堤の草が大型の草刈り車で猛烈なスピードで刈りとばされるようになって、アザミや、マツヨイグサや、萩などが消えてしまったのです。

 友が逝って5年、この散歩道が少し変わりました。町の計画で桜並木の造成が年次計画で進んでいるのです。

 幾ばくかの協力金と、植樹された木とその周りの手入れをすることを条件に「○○さんの桜」と書いたプレートを表示することになったのです。たくさんの町民の協力で桜並木の造成は進み、植樹された周りの堤の草も個人が管理することになりました。

 植樹された並木はこんなに大きくなりました。



 そして堤に自然がよみがえるようになりました。いろんな野の花が堤の散歩道に見られるようになりました。
 友の好きだったアザミの花もあちこちで見られるようになりました。



 マツヨイグサも



 ヤブカンゾウも



 たった一株だけど萩のはなも



 オニユリの花も



 オオキンケイギクも



 たくさんお自然の野の花がよみがえりました。
 皆さんが、自分の桜を手入れなさる時周りの草花も大事になさるようになったからなんです。緑の公園が美しくなりました。

 私はよみがえったアザミの花を見るたびにあの穏やかで豊かな心の友を思い出します。



 いつの日かあなたを訪れる日が来ると思います。美しく変わった堤の土手のことを話すのを楽しみにしています。

初めての花赤く野に咲いて

2012-06-20 | 日記


 散歩していたら近くの用水堀のほとりに初めて見る赤い花が咲いていました。
 図鑑で見たらコウリンタンポポと言うんだそうです。タンポポに似た小さな花でした。
ヨーロッパ原産で明治の中頃観賞用として輸入されて野生化した帰化植物だそうです。



 帰化植物と言うと西洋タンポポ、セイタカアワダチソウ、オオイヌフグリ、ハルジョオン、シロツメクサ・・など在来種を押しのけてはびこっている植物が多いのに、こんなところにひっそりと咲いているコウリンタンポポが珍しいと思いました。どこから種がとんで来たんでしょうね。