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さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

友逝きて5年の月日遠くなり

2012-06-21 | 日記
 若い社長さんだった友はいつも言っていました。「この道に大好きなアザミの花がなくなってしっまた。幼い頃の自然が懐かしい」と。



川沿いの堤の草が大型の草刈り車で猛烈なスピードで刈りとばされるようになって、アザミや、マツヨイグサや、萩などが消えてしまったのです。

 友が逝って5年、この散歩道が少し変わりました。町の計画で桜並木の造成が年次計画で進んでいるのです。

 幾ばくかの協力金と、植樹された木とその周りの手入れをすることを条件に「○○さんの桜」と書いたプレートを表示することになったのです。たくさんの町民の協力で桜並木の造成は進み、植樹された周りの堤の草も個人が管理することになりました。

 植樹された並木はこんなに大きくなりました。



 そして堤に自然がよみがえるようになりました。いろんな野の花が堤の散歩道に見られるようになりました。
 友の好きだったアザミの花もあちこちで見られるようになりました。



 マツヨイグサも



 ヤブカンゾウも



 たった一株だけど萩のはなも



 オニユリの花も



 オオキンケイギクも



 たくさんお自然の野の花がよみがえりました。
 皆さんが、自分の桜を手入れなさる時周りの草花も大事になさるようになったからなんです。緑の公園が美しくなりました。

 私はよみがえったアザミの花を見るたびにあの穏やかで豊かな心の友を思い出します。



 いつの日かあなたを訪れる日が来ると思います。美しく変わった堤の土手のことを話すのを楽しみにしています。