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さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

思うことふとあって

2020-07-23 | 日記

塀越しに綺麗な花が見える道

 

豊かな森の家がみえました

 豊かな集落なんでしょうね。いつも楽しんで通る村の散歩道なんですよ。

 

農村といえば茅葺き屋根の家々・・それはもう遠い遠い昔のことになりました。集落の家々はみんな豊かで明るい家になりました。

鎌で刈り取って馬や人の背で運んで「さで」に掛けて干し足踏脱穀機で脱穀していた昔の稲刈りは、今はご主人が大型のコンバインで 刈り取って脱穀した籾を奥様が軽トラで運ぶ時代になりました。稲作に人手は必要なくなりました。たった二人の稲刈り作業なんですよ。

どの農家でも今は乗用車が2台か3台はあります。仕事で町の会社に行くために必要なんですよね。

小さな町ですけども学習塾がいっぱいです。もう今は大学を出なければ立派な社会人にはなれない時代なんでしょうかね?。

農村は豊かになりましたけど若者や子どもの姿の見えない静かな農村はこれからどうなっていくんでしょうね。

コロナウイルスなど心配などない農道を散歩しながらいつもそんなことを考えて歩っています。

 

でも世の中すごい進歩をしています。私が20年前胆管炎で入院した時の同室の病友は8人でした。でも生きて退院できたのは二人だけなんです。そのうちの一人が私です。当時は胆管炎は大変な病気でした。

すごい治療でした。肝臓にには麻酔薬は効きません。麻酔なしで肝臓にプラスチックの管を通して胆汁をぬく手術をするんです。痛いんですよ「痛~いちょっと休んで~」と叫んでも、手術は続けられんです。恐怖の治療です。奇跡的に生きて退院はしましたけど、毎年のように胆管炎を発病発熱して入院していました。

でも治療法は進歩していきました。3年前の入院で胆管のバイパスをつくると言われました。内視鏡手術なので家族の付き添いは必要ないといううことで私一人で手術室に入りました。覚悟していましたけどなにか強い刺激臭のある薬品をマスクでかがされるとすぐになにもわからなくなりました。気付いたのは次の日の朝の自分のベットでした。それがいままでにない爽快な気持ちなっているんですよ。先生の説明では全身麻酔で内視鏡で胆管のバイパスを入れたとおっしやるんです。レントゲン写真をみるとプラスチックか金属らしい胆管のバイパスが入っているんですよ。胆管炎は全快して3日後には退院できました。

今は93年6ヶ月生きたうちでの最高の元気をもらっています。どうもあと数年は生きられそうなんですよ。5年後の生存率は0%でしょうけどもね、私93歳6ヶ月ですというとたれもが「ええー」と驚いてくれます。3日おきくらいに自転車で1.5kほどある生協に買い物にいっています。私にしてみればすごくあたりまえのことなんですけども「え~自転車で」と驚かれるんです。有り難いことです。

1昨日、私は私の散歩路のフルコース約2.5kmをカメラで摂りながら散歩しましました。上掲の写真はそのとき摂ったものです。

うちの家内のばばちゃんは91歳です。昨年90歳で2ヶ月ほどの入院で両足の膝関節をプラスチックと金属でできた人工関節に入れ替える手術をしました。経過良好で私と同等に元気です。歩けなかったばばちゃんが今は毎日距離は短いけど散歩を楽しんでいます。

ばばちゃんが手術のため入院していた2ヶ月、93歳の私はほとんど毎日病室を見舞いながらしっかりと留守を守りました。かつては「男子厨房に入らず」の私ですから家事には一切手を出しませんでした。でも今では掃除・洗濯・洗濯物のたたみ方からなんでもござれです。ばばちゃんのデーサービスの日には食事の後片付け当然わたしです。すっかり主夫の出来る私になっているんです。あははは・・・のはです・・