思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

Hardy Perfect 1912 Check

2010-08-01 10:20:15 | Hardy Reel
5月に私の持っているPerfect 3 3/8 1912 Checkについて記載いたしましたが、夜に撮影した事からあまり良く映っていないようなので再度撮影してみました。


ハンドルはアイヴォリー。象牙ではないと思うが。


ラインガードには赤メノウがはめ込まれている。ドラグ調整用スクリューネジは外れないよう、ブリッジがかけられている。1912年チェックまでは構造上必須。


スピンドルには逆回しのネジが付属。ファイト中にリールドラムが外れる事故を防止。




ドラグをかけていない状態。明るいブロンズ色のアームはリールのリムに接し、板バネへの圧力は最小。従いトング(或いはポール)への圧力も最小の状態。


ドラグを最大にかけた状態。アームは下までおり、板バネに最大の力をかけている。

この構造は生産コストが非常にかかり、第一次大戦中にコスト削減のため1917年チェックへと移行します。同じチェックシステムでも、コストがかかっているだけ、シルキーな動きのような感覚です。ウーン、3インチ以下でこれをもう一つ持っていたらなぁ。
尚、このリールのフットは長く、1958年の9'Perfectionではまだぎりぎり使えますが、最終モデルのPerfectionではもう使えません。基本的に1950年代までの竿になんとか使えるかというところです。

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