ここ数年、私がハーレーに乗らなかった訳

2011年07月19日 | Harley

 ブログを読んでるハーレーオーナーから、「社長はBMWしか乗らないの?」って聞かれる。確かにエボリューションのファットボーイこそ乗るが、新型のハーレーに乗るのは久しぶり、まともにツーリングに行ったりしたのは2007年のFLHXから久しく乗ってなかった。また乗りたくなった訳は、車検対応のマフラーについてメーカーの見解が変わったことがきっかけだ。Img_1498

 2003年までは公道走行不可と称してメーカーが車検未対応マフラーを売っていたのに、突然、認定規格のJMCA車検対応に関わらず、ディーラーは一切の社外マフラーの取り扱いを禁止するなんて言い出した時期があった。そう、ブルースカイヘブンで飲酒禁止、ノーヨッパライダーなんて言い出したあの時代だ。

これでは、技術を尽くして対応品を開発するメーカーすら無くなってしまう。

 特に、現行のツーリングモデルのサイレンサーは82デシベル(法規制は94デシベル)あたりまで絞り込んだ上、毎年、排気量が大きくなるものだから、抜けが悪すぎて4000回転を超えると回転は頭打ちになり苦しそうに回る。

 確かに爆音マフラーは違法、四輪同様にディーラーでは取り付けが出来ない。だから、DUCATIやBMWはメーカーが対応スポーツマフラーを開発している。ハーレーダビッドソンにも日本仕様のスポーツマフラーを開発すべきなのだが、前の本社経営陣はこれに興味を示さなかった。

 ハーレーにとってマフラーはカスタムの最重要パーツ、オーナーが爆音マフラーで街を走るのは自己責任だが、私も含め全てのハーレー乗りがそれを望んでいる訳ではない。

スタイルを変えたいなら、数少ないが車検対応モデルからチョイスすることになる。

最近、デイトナやバンスから対応モデルが発売されたので、これを機会に試してみたくなった。

今回、私のFLHXにはバンスアンドハインズのマフラー取り付け、ハイカムシャフトとスーパーチューナーで燃料を補正したビッグツインはノーマルとは比較にならないくらい気持ちよく回る。

 全てのメーカーは年々厳しくなる排気ガス規制や騒音に、真っ向から技術で立ち向かうBMWを見習わなくてはならない。

もし、合法カスタムに興味があればこのFLHXの試乗をお勧めする。本来の性能を取り戻したビッグツインで、音質の良くなったハーマンカートンのオーディオを楽しむハーレーライフだってあるのだ。

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