スズキの隼で一般道を時速188kmで走行し、動画サイトYou TubeでJapanese ghost riderと称して、違反を公開していた男が逮捕され、懲役四カ月で執行猶予三年の罪になった。(既に有害サイトとして観ることが出来ないので、このサイトは海外のもの)
科学警察が映し出されたスピードメーター景色の流れや様々な方法で解析、これらを証拠として逮捕に踏み切った。きっかけはネットを観た人の通報だった。
実際、ネットでの書き込みにも「こんな人は死刑にしてください」なんてのもあった。バイクに興味の無いひとにとっては、こんな気持ちになる人もいるに違いない。会社員だから、実名が出れば会社から懲戒解雇になることもあろう。
これを聞いて、20年程前、茨城県の常磐道で発売されたばかりのフェラーリF40で時速300kmで走行、ビデオテープまで発売したカーショップオーナーが、逮捕拘留され懲役になった事件を思い出した。
「スピード違反は現行犯だから・・・」なんて輩も少なくないが、ネットに何でも公開するのは問題で、これはスピード違反に限らず、例えば「純正マフラーを外し、○○○製のレース用マフラーに交換し、その音にほれ込んた」とか、無線技士の免許が無いのに「秋葉原で無線機を買いバイクに取り付けた」なんてのをネットに公開するなんてのはおおいに問題ありだ。
以下ニュース記事より
動画サイトに「188キロ」投稿 映像解析で初の暴走摘発
制限速度を130キロ以上超過して大型バイクで走行したなどとして、和歌山県警は4日、道交法違反(速度超過など)の疑いで、同県紀の川市貴志川町北204、会社員岩橋広明容疑者(42)を逮捕した。
県警によると、インターネットの動画サイトに投稿された映像を基に捜査し、地元で「走り屋」として知られていた岩橋容疑者が浮上。スピードメーターも写っており、解析の結果、188キロで走っていたことが分かった。動画サイトの映像解析によるスピード違反の摘発は全国で初めて。
逮捕容疑は、昨年8月16日午前8時50分ごろ、和歌山県かつらぎ町の国道371号で制限速度50キロのところを188キロで走行し、前の車を追い越す際、対向車線にはみだした疑い。
県警によると、バイクは大阪市に住む知り合いの男性会社員が所有。デジタルカメラを設置しており、岩橋容疑者はこの日、ツーリングに来ていた会社員に「乗らせてくれ」と頼んで撮影したという