DUCATI NEW DIAVEL1260Sに初試乗

2019年03月19日 | 日記

先日、スペインのバレンシアで行われたNEW DIAVEL1260S試乗会に呼んでいただいた。

前日入りして催された夕食会場に集ったベルギーやポーランド等のディーラースタッフと美味しいスペイン料理とワインで和んだ。

 翌日、迎えのバスから降りたらは多数のディアベルSが用意されていた。

 特に技量を自己申告するでもなく、3チームに自然に分かれて150キロメートルの試乗会は順次スタートした。

 街中はそれなりのペースで流して、日本では少ないランナバウトの交差点で砂が乗っていてリヤタイヤがスライドして冷やりとしたが、最新のトラクションコントロールで難なくリカバーしてくれた。

 いよいよ、郊外の峠道になるとかなりのいつものことだが、かなりのハイペースで飛ばしてくれる。慣れるまでコーナーでは無理をせず、立ち上げり重視のラインで159馬力のパワーを活かして頑張って前走車に着いてゆくことにした。

 欧州の峠道は路面が悪く、確実なグリップ感が掴みにくいのに右コーナーでステップが擦れるが、ブレーキもジワリと効くし、オーリンズが奢られた前後サスペンションの路面追従性は頼もしい。

こんな欧州のフールドだから、ムルチストラーダのようなバイクを選ぶユーザーが多いのだ。

 3時間に及ぶ試乗会なのだが、途中で休憩は一度だけでペットボトルすら配られないので、気温も23度くらいで暖かいので喉が渇いて辛かった。

 20年前の南アフリカのツーリングでは公道で230キロ出ていたが、今回はある程度の秩序は守られていたが、相変わらずのラテンぶりなのだ。

 高速道路では159馬力のエンジンで素晴らしい加速をする。

780cmのシート高と、コンパクトになったライディングポジションは小柄なライダーにもお勧めだ。

街中で美しいスタイリングをアピールするならXディアベルで、これ一台で峠のツーリングも楽しむなら新しいディアベルは最良のチョイスだろう。

 長い間、様々なバイクで欧州の道をハイペースで走る機会を与えていただいたが、技術の進歩で安全性は比べ物にならない乗り物になった。

 今回日本からは2人参加、関西から参加されたK社長(氏は鈴鹿の8時間耐久に自らチームを率いて走るA級ライダーだ)が、「こちらの人達はいいペースで走るものですね。しかし関口社長も良く着いて行きますね」って呆れられた。

「だって置いて行かれたら迷子になってしまうからね。こんな環境だから欧州では良いサスペンションやタイヤが生まれるんだよ」って返答しておいた。

日本では6月の発売が予定されているこのニューマシンは、今週末に催される東京モーターサイクルショーに展示されるので、是非会場までお越しください。

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