のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

円の単元(半分は難しい)

2007-05-10 13:56:34 | 4年算数
間もなくテストだと思うので、続けて書きます。

「言葉」の苦手なタイプののんびりちゃんが躓きやすいのは、
テストなどの問題に書いてある「半径」と「直径」に注意が向かないから。

「直径5cmの円」と
「半径5cmの円」が同じになってしまうんですね。

これを防ぐためにも、
何度もコンパスを使って、「半径」を測る練習をしておくといいです。
先日、「この先生なかなかやるな。」
と思ったのは、そのためなんですね。

まずは、「半径」が指定された円を描ける様にすること。
次に、「直径5cm」と書いてあるものにチャレンジさせます。

最初に間違えさせる方が、意識に残るようにも思いますので、
あえて、間違いを見逃して、答えあわせのあと、
「なんで?なんでちがうの?」
というところで教えたりしますが、
これも、子どもの特性によりますので、
間違える前に補助した方がいいお子さんは、早めに支援します。


さて、ここからが問題です。

直径は半径の2倍⇒半径は直径の半分

これが、この単元で実は一番難しいところです。

のんびり娘も「半分」と「2倍」に苦労しましたが、
教室の子どもの中にも、ここで????????
になってしまう子が何人もいます。

「はんぶんこ」の経験も、きっと今の子は少ないんでしょうね。
「半分にする」がどういう事かわからない子もいるし、
わかっても、「8の半分がいくつか」をどうだしていいかわからない子もいます。
さらに、「8の半分はわかるけれど、16の半分はわからない」というレベルのお子さんまで、3段階ぐらい教室に存在するんですね。

「半分は、÷2」「2倍は、×2」と教えても、
すぐにこんがらがっちゃうので、
なるべく、図に拘って教えます。

教科書やノートに描いてある。円の図から、
半径と直径を示して、
「半径が二つで直径になるね。2つある事を2倍というよ。
半径が2cmなら直径は?」
と、これはしっかり書き込みをしながら聞いてみます。
小さな数字から、同じパターンでいくつか質問を続けると、
「あぁそうか。」とわかる子が多いので、
そこまでいったら、「じゃぁ反対。」

「直径を、真ん中でビシッと切って分けると、半径だね。
これが半分だよ。」
と、こちらも直径2cmから、半径を質問していきます。
(これも図にどこを聞いているかがわかるように書き込みしながらです)
2cm、4cm、6cm
分けやすい数でやっていきます。

こちらの方が少し難しいらしく、なかには2センチを二つに分ける段階で
躓いている子もいます。
そしたら描いちゃえばいいんです。
2cm測って線をひき、両側から指で同じだけ押さえていくと真ん中の線は1センチ。
4cmも、6cmも同じようにやっていけば、
「真ん中で切る」というイメージは出来ます。

九九が良く入っていれば、この段階で、
割り算に置き換えると簡単に出せる事を教えます。

割り算をおさらいしなきゃいけないお子さんも多いんですけど、
それはそれでチャンスだと思うので、やり方を思い出させるように手伝います。


問題は、九九の入りの悪かったUくん。
数量感覚はある程度あるので、10以下なら半分こもできるのですが、
それ以上だと難しい。

最初は、16cmなら16個の丸を書いて、両側から責めてくる方法を試みたのですが、これは間違いやすい。
そこで、二つの袋を作って、交代に入れていくという方法をとってみましたが、これもいまいち。
次のチャンスに、16を、10と6に分けるという方法で試したら、
これはすっきり出来ました。

うちののんびりちゃんだとこういうのが無理で、九九を使う方が楽だったんですがU君は違うんですね。

子どもそれぞれだから、「思い込み」はしないように気をつけなきゃいけませんね。

長くなるので、一度切ります。





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