のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

100ますけいさんを速くする。

2006-12-18 23:59:03 | 1年算数
勤務先の1年生、ポツポツと百升計算に取り組むようになってきました。
初めのうちは、どことどこを足すのか、引くのか、
このあたりが難しいのですが、丁寧に支援すれば、それは次第にわかるようになっていきます。
さて、その次の段階。
100升計算も、あんまり遅いと悲しいですよね。
だから、なるべく早く出来るようにと机の横にしゃがんで指導を入れます。

せっかく、サクランボ計算(つまり10の塊を使う計算)をやってきたのに、
またまた指折りに戻ってしまってる子。
サクランボはしたいけれど、書き込むスペースがないので困っている子。
どれがサクランボでどれがサクランボじゃないのかわからなくなっている子。
色々いますが、100ますを早くするには、やっぱり指折りよりもサクランボがいいのではないかと私は思います。

今日は、引くでやってみますね。

- 11  15  14  12 ・・・

6

8

9

(罫線は頭の中で引いてください)
の時に、縦列の数字の下に、十の補数(10から引いた数)を丸で書き込んでしまいます。
一番上の6だったら、④.
二番目の8の下には②
3番目の9の所には① ですね。

補数の出し方は、10になるじゃんけんを利用して、
なるべく素早く書き込めるようにしてもらいます。

これが書けたら後は簡単。
上の数字の一の位の数字と足していけば答えがでます。
一番上の列は、
4+1=5 4+5=9 4+4=8 4+2=6 ・・・
と言う具合ですね。

この④は、お子さんによっては間もなく(その問題をやっている最中でも)、
左手の指を折って取っておく。
という手法に進化したり、頭の中に残しておくという形になったりします。


ところで、この方法で困るのは、答えが10以上になる計算ですね。
例えば17-6をこの方法でやると(出来なくは無いですよ)、
4+7=11となって、かえって面倒かもしれません。
サクランボ計算は、
「引けなかったらサクランボ」とか
「溢れたらサクランボ」とか、
サクランボにしない方がいい計算もあるのだという事を
しっかり刷り込んであると、ここで生きてきます。







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4 コメント

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Unknown (カリメロ)
2006-12-21 15:54:35
SEIさんのご紹介されていた「漢字となかよし」を買いました。いろいろ教えなくても、一人で取り組めて結構良い感じです。ありがとうございました
それから、分数の計算に役立つあの計算も、それようのドリルがあったので、やらせています。

また教えてください。
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100マス (せかせか母)
2006-12-22 23:10:59
こんにちは!
うちもさくらんぼせっかく練習したのにやっぱり指折りがいいみたいで、逆戻りです。さくらんぼが書いてあれば、そこに数字をかきこめば自動に答えがわかるのに、頭の中だけでそれをやろうとすると無理があるみたいで、指折りしています。

100マス計算って何分くらいでできれば(もちろん正答率も高くないといけませんが)まあ合格、と言えるんでしょうね。5分?6分?陰山氏は3分(!)といつも言っているのを目にしますが、そんなの何でも早い姉の方でも結構きついです。

娘は足し算100マスを、3分で区切ってやらせたところ、41問正答だったので、7分半くらいでしょうか。さくらんぼができればもっと早くなるのになあなんて欲が出てきます。
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カリメロさん。 (sei)
2006-12-27 16:26:01
すっかり遅くなって済みませんでした.

寄宿舎もなんだか良さそうですね。
家庭以外の場所で学べる事、家庭の中でしか学べない事。
色んな学びがあるんだなって思います。

漢字の勉強は、我が家では本当に悩みの種です。
漢字が読めなくても、全体の流れから文意が読めればいいのですが、そういう能力が弱いので、何とか読める字を増やしたいのですが、なかなかです。

「すだれ算」って、結構使えますよね。
商の見当を立てるのが難しい娘には、この計算はとてもありがたかったです。この計算がなかったら、きっと未だに約分通分はおぼつかなかったでしょう。

最初に、「偶数は2で割れる。」ということと、
「一の位が0か5は5で割れる。」ということ、
(うちは、ここまで教えました。数字に強ければもうひとつ・・)
「夫々の位を足すと3の倍数になるのは3で割れる。」
なんていう事を教えておくと楽かもしれません。

あと、素数って言うんですかね、1以外では割れない数字を書き出して横に置いておきました。
1,2,3,5,7,9,11,13,17,19
です。
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Unknown (Unknown)
2006-12-27 16:48:28
せかせか母さん。
サクランボは、繰り上がりや繰り下がりの意味を知るにはいい計算法なのですが、普通の計算に移行するのが難しいんです。
ですから、私は学校の子ども達に教える時は、
サクランボからいきなりではなく、途中に「片サクランボ」を挟むようにしています。

「片サクランボ」っていうのは、丸をひとつだけ使います。
13-6だったら、

13の 1(十の位)の下に丸を一個だけ書き、
そこに10から6引いた4を入れます。
そして「ななめにくっつけるぞぅ」で3と足す。

9+6だったら、9の下に丸を1個。
その丸に10の補数(引き算させずに10になるじゃんけんで見つけさせます。或いは暗記させます)をかきます。
この場合は1ですね。
6から、丸の中の数字を引いて5

サクランボと切り離すのではなくて、
サクランボが良くできたから、少し簡単に書いてみようという感じでつながりを大事に進めていきます。
何故そうするのかわからなくなっているようなら、ブロックを使って、書き込んだ数字の意味を確認。
自分の出した答えが間違ってない事を見せて、やり方について、安心させてあげます。

丸に書く数字を指で取って置くようになると、更に一段上がったと言えます。書き込みなしでの計算。そして暗算へというステップです。

片サクランボができれば、百升の計算でも楽ができると思います。

百升計算、最近は学校でもよくやりますので、対応できるようにと書きましたが、縦横を照らし合わせる事と、計算と、同時にやらなければならないので、覚え初めの頃には難しいです。

十分に計算のやり方に慣れてから、スピードアップや強化のために使うのにはいいのですが、どうもそのあたりを勘違いされている先生もいらっしゃるようで・・。

計算力なら、普通の書きかたの式でもつけられますので、
お子さんの負担が大きいと思われたら、潔く撤退する勇気も忘れないでくださいね。

陰山さんの百ますドリルにも、普通の書きかたの問題がたくさん載ってますよ。


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