のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

分度器

2007-12-19 15:37:04 | 4年算数
心の調子が今ひとつですので、コメントへのお返事ができずに申し訳ありません。

学校の子ども達をみながら気付いた事だけ書いていきます。

さて、4年生の分度器。少人数の一番弱いクラスに入って補助をしていますが、
やはり、目盛りのどこを読んだらいいかで苦戦する子がでています。

ここで少しおさらい。

分度器ではかる。

まず、どこの角度を測るのかを、指差して確認させます。
「角」って何なのか。「角の大きさ」てどこのことなのか。
そこから確認していってください。結構、ここでわからなくなってしまう子います。

「角の大きさ」をイメージできなければ、紙で色んな角を切り取って、重ねて比べるなんていうことをしてみてもいいかと思います。とにかく、「自分は分度器でどの大きさを測るのか」というイメージを持たせてあげてください。
??の子には、更に絵を描くサービスもします。
棒人間のでてくるひどい絵ですけどね。
0度のラインをあわせた線の所にスタートを待つランナーの絵。
とことこ走って、もう一方の線までたどり着いてゴール。
そこまでたどる道のりの長さを測っていくんだとイメージしてもらうんです。

戻ります。
測る角の尖った所に鉛筆でちょっと印をします。そこが頂点。
その頂点に分度器の中心を合わせます。
そう「分度器の中心」がどこかも必ずチェックしてあげてください。
なかなか覚えられないお子さんには、中心に赤で印しつけちゃうなんていう手を使ってもいいかもしれません。

頂点と中心が合ったら、片方の線に分度器の0度の線をあわせます。
ずらして合わせるのですが、これやっているうちに、最初にあわせた頂点と中心がずれてきますので、必ずもう一度チェックするよう習慣付けてあげてください。

ここまでは、何度か練習すると出来るようになるのですが、混乱が多いのはこの後です。

分度器には左右どちらからでも読めるように、0度スタートの目盛りと、180度スタートの目盛りが振ってあります。どちらの目盛りを読むのか、この判断が出来ないんですね。

私が教えている子ども達には低学年のときから「目盛りは0スタート!」というのを口を酸っぱくして言い聞かせてあります。
ものさしでも時計でも、まず0から読み始める事を何度となく教えてきていますので、ここでもそれが生きてきます。

「分時も目盛りだね。目盛りは0スタート。だから0から読むんだよ。」
というと、それまで、ただ分度器の上に目的の数字を見つけようとしていた子達が、0を探して、そこから目盛りをたどるように読んでいくようになります。
これで、ただの数字ではなくて、目盛りの意味するものがだいぶ掴みやすくなってくるんですね。
片方の線から、もう片方の線まで指でズズズッとたどる事で、自分がどこを測っているか感じやすいんですよね。

しかし、ここで落とし穴。0度の目盛りは左右両方にあるんですよ。
ですので、反対側の0度から読んでしまう子ももちろんでてきます。
そんな時、私は、
「線の上の0はどっち?」と問い掛けて探させます。
分度器がひっくり返っても、どちらの線から測っても、とにかく「線の上」つまり「スタートの0」を見つけられれば、後は何とかなります。

順調に角が測れるようになっても、油断は禁物。
描くことになると、またひと混乱あるものです。
特に間違えが多くなるのは、90度を超えた角を描く時です。
140度とかいてあるのに、40度になっちゃうの。

「角」といえば鋭角のイメージしかないこの位の子供達は、
90度を越える数字があっても、頭の中で鋭角をイメージしちゃうんですね。
で、そのイメージに合う角を描きたくなるから、それに都合のいい目盛りの読み方をするという部分もあるようにみえます。
ですから、こんな角も角なんだよ。これも角なんだよ。って、目の前で色んな角を描いたり見せたりする事も必要なのかなって思うんです。

後、分度器をひっくり返して下向きの角を測るやり方も家でおさらいしておいてあげるといいかなぁ。なんでもないように思える事が、どうしてもわからない子っていますから。


あと、目盛りの印付けですけど、目盛りの線を延ばすような方向で縦にちょんとつけるやり方を私は子ども達に教えています。
「点を打て」と言われると、グルグルと大きな点を丸く打つ子や、横に2ミリぐらいの長さの印をつける子がいるんですけど、これだとそのどこと結ぶかで角度がずれちゃうでしょ。


あとは何だろう・・。

そうそう、三角形を描くという問題もありますね。
まず底辺となる直線を定規で描き、その左右の角を測って直線を延ばし、
ぶつかると三角形ができるわけですけど、
右左、どちらの角から測るのかを自分なりに決めている子のほうが迷いが少なかったです。
で、ここの落とし穴は、点だけふたつ先に打って、線を後から描こうとする子がいることですね。
左から65度の角度を測って、印をうって置いて、
そのあと直線で結ばずに、反対側に80度の角を測り印をつける。
で、それからおもむろにそれぞれの頂点とふたつの印を結んじゃったのネ。
結果、反対側の印を結んでしまって、全然別の三角形になっていました。
角はね、必ずひとつずつ描いていくように教えてあげましょう。


風邪もひいていてどうも頭がすっきりしません。
まとまりがなくて済みませんが、ここでひとまず送信します。








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2 コメント

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Unknown (りっつ)
2007-12-19 23:38:09
こんばんは!!今まさに分度器!と言ってもあさってから休み。授業は明日までですが。アドバイスありがとうございます。
ところで小学校時代の算数。これだけははずせない!これだけはマスター必須!と思われる単元。教えていただきたいです。
私としては四則計算。時計の見方。位しか思い浮かばないのですが・・・。
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りっつさん。 (sei)
2008-01-10 02:06:16
ごめんなさい。
とても難しい質問で、私の中でも答えがまとまりませんでした。
何度書いても、長くなって消えちゃうので、コメント欄ではなく記事の方に今度書きます。
もう少しお時間ください。
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