のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

英語

2007-06-19 23:10:36 | 英語
火曜日のお稽古事を月曜に移したので、
今日から部活に出るはずだったのだけど、
帰ってきたのんびり娘。

「今日、英語の特訓で部活出られなかった。
私だけ、ずっと出来ないから泣いちゃった。」

聞いてみると、「曜日」のテストで合格しなかった生徒が
みんな残され、再テストとなったようなのですが、
娘だけ、何度やっても受からず、それが辛かったようです。

それでも、
「私は、書くのは頑張ってもなかなか出来ないから、
全部じゃなくて、3つずつ(3曜日分ずつ)でテストしてください。」
って、自分で言ったそうなの。
そうして、かなりかかったけれど、なんとか「月~水」まで合格して帰ってきたと
こういうわけ。

ということは、明日以降「木から日」のテストもあるはずなので、
彼女にとって労力の少ない形で勉強させてしまおうと、
こんな工夫をしてみました。

既に何度も繰り返して「書く」作業はしている娘。
でも、「書く」事と「読む」事をつなげてしないので、
いつまでたっても、ちゃんと覚えられないんですね。
ですから、私の教え方は常に「テスト方式」。
問題に答えるという形をとることで、
自分の書いた言葉が、どんな意味なのかをつなげる作業をさせるわけです。

そして、余分な要素はなるべく削ぎ落とす。

一週間、曜日には全て「day」がつきます。
この「day」は、何度も書き取りしたおかげで完全に娘の中に入った事は確認できました。
ですから、「最後にはみんなdayをつけるよ。でも今はその前だけを覚えよう。」
と、「day」抜きで練習です。

月はMon、火はTues、・・・というように、1度に3文字から6文字まで覚えればいいようにしてあげると、混乱はかなり収まってきます。
しかも、今日3曜日合格してきていますので、残りは4つ。
これならなんとかなりそうです。

1回目は見てもいい。2回目はなるべく思い出そうとしてごらん。
3回目は答えを見ずにかけるかどうかチャレンジして。

このやり方で、本人かなり覚えたようです。
(と言っても、予備学習にはかなり時間をかけています)
たぶん、2,3日中には合格するでしょう。

たった7つの単語に、これだけ苦戦して泣き出す娘なのですが、
嬉しいこともありました。
今日の「進度表(連絡帳みたいなの)」に先生が書き入れてくれたコメント。

「英語の暗誦、クラスで一番進んでいます。頑張りが良く表れていますね。」

そう、
丸暗記は決して苦手じゃないから、「暗誦」の課題は、どんどんチャレンジしておいでと
家でもCDとはっぱをかけつづけているんです。
「出来ることで点数稼げ!」これが鬼母の教え。
ちゃぁんと稼いでてくれました。

一生懸命勉強しているのに、皆のように書けなかった。
それが悲しくて悔しくて、泣いてしまった娘だけど、
こうして褒めてもらった事で、
「自分の得意」「自分の自信」が積みあがる。

おかげで、苦手な「書く事」にも、また頑張る勇気がわいてくるのよね。


でも、次は「12か月」ですって





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6 コメント

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頭が下がります・・・ (しのぶ)
2007-06-20 06:14:22
こんにちは。
いや~、本当に、seiさんの指導力と、娘さんの頑張りには、、、頭が下がります。
本当に、どうやって育てたら、ここまで「頑張れる力と、ある程度の自己肯定感」が、のんびりチャンの中に育つのか、「アドバイザー」として私の傍にいていただきたいですわ。。。。

本当に、娘さんの学校は恵まれていますね。ちゃんと、頑張りも見ていてくれるし。それをちゃんと連絡帳(?)に書いてくれるのも、すごいです!

自分の息子のことで恐縮ですが、最近の、「バリバリ自閉ぶり」を見ていますと・・・「自分を好きになること」が、どれだけ大事か、思い知らされますね。

娘さんは、そういう意味では、順調なのでしょうね。
(推測ですが・・)
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しのぶさん。 (sei)
2007-06-20 14:04:37
指導力というよりも、「しつこさ」じゃないですかね。

勉強は、今でもおそらく学校の先生私が教える方がずっと効率いいです(それでも人の数倍かかって数分の1ですが・・)。

でもね、今日の私の一番の感動ポイント。

「私は出来ないから3問で合格にしてください。」
と先生に頼んだという彼女の行動は、
私と暮らしているだけでは決して身につかないことなのだと思うのです。

学校という集団の中で、テストに合格しなければならないというプレッシャーの中で、彼女が自分で考え提案した知恵と勇気。

己を知り、周囲がどう感じるかを知り、そうして『どうしたら一番良いだろうか』と考える力。
私が教えてあげられないそういう事を、自分の体験の中から掴んでいって欲しいから、私は私の出来る支えをする。
正直最近疲れてきてはいますけど(だって、英語と地理に生物、嫌いな科目だったのよ)、彼女の成長を支えにもう少し頑張ってみますわ。

自己肯定感に関してはね、ほんの2,3年前には
『危険な状態だと思えるほど、自信が無いです』と言われています。
顔全部がクシャクシャになってしまうような天真爛漫な笑顔は、その後なかなか見られなくなっていました。

その頃は、ちっぽけな「出来る」をつないでつないで生きていたっていう感じなんじゃないんですかね。

なんでも自分に都合のいいようにとる鬼母は、
「私がガミガミやってたから、自分の孤独や自分の出来ない事についてあれやこれや悩む暇がなくてよかったのだろう」などと、図々しい事も考えたりします。

最近ね、のんびり娘にクシャクシャ笑顔が増えました。
馬鹿な事をいって、馬鹿な事をして自分でケラケラと笑う。
ちょっと前だと、自分の失敗を、ごまかそうごまかそうとしていたのに、今は笑い飛ばせます。

僅かな間に、子どもは変わるものですね。
今は、お友だちの中での些細なトラブルや、
学校での「わからない」も含めて、
本当に「順調」なんだと思います。






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ご立派です (ケンバーン38)
2007-06-21 09:53:42
娘さん凄いですね。
立派です。
アドバイスお願いします。
娘さんは自分がのんびりちゃんだと言う事をどう受け止めているかご存知ですか?
今回の個人懇談会で、着替えやトイレ、ランドセルも自分で背負う事が出来ず、先生や周りのサポートが無いと日常生活に支障が出る事を子供達が気がつき始めどう説明して良いか悩んでいます。
娘への理解・・周囲への理解・・seiさんはどうされましたか?
返信する
ケンバーンさん。 (sei)
2007-06-21 17:33:02
立派な娘は、昨日、筆箱の中に「12ヶ月」のテストを隠して(かな?)かえってきました。
テストの予告をキチンと押さえていないので、練習なし。当然「手付かず」0点でした。
いよいよ、本格的な単語の勉強が始まったようで、これからまた、私たち親子は大変なところに入ります。どれだけのバトルになるのか・・・。

のんびりちゃんについてですが、私の場合は周囲にも本人にもありのままにでした。
私自身が、何でも「分析的」に考えるのが好きなタイプですので、障害名のような、大ざっぱで相手がどう受け止めていいかわからなくなるような括りではなく、「こういうことはできるけど、こういう事は苦手な子」
或いは、「こういう風にいってもらえるとわかるけれど、こうなっちゃうとよくわからないのよね。」
という風に、周囲にも当人にも、普通に話してきました。

こういう言い方だと、苦手なところを指摘する時には、彼女の得意なところについても自然に触れることになります。
その方が、、「障害のせいでこれが出来ません。これが苦手です。」と話すより、親子とも精神的に楽な気がします。

本人に話すときには、
出来ない事苦手な事は、「誰にだって苦手はあるんだから(この天才ママにも、字が下手とか片付けが出来ないおか、努力が嫌いとかいった弱みはあるのだ)、そんなことどうという事無いよ」という感じでさらっと、できる事のほうは、少々大げさに褒めたかもしれませんが、嘘はつきませんでした。
隠しもしませんでした。

だって、事実として「出来ない」がそこにあり、それは遅かれ早かれ本人が認識する事になるのですから。
親としては、本人が「出来ない」事をなるべくさらっと受け流せるように、そして、自分を否定しないように、そんな伝え方を考えたつもりです。
そしてまた、「たいした事ではない」という事が現実になるようにサポートしてきたつもりです。

のんびり娘は自分が勉強が苦手な事は良くわかっています。でも、自分は他の人より努力家だという事もわかっています。
国語が特に苦手で、理科は結構好きな科目だということもわかっています。
ピアノの音を当てるのは得意だけれど、楽譜を読むのは苦手ということも知っています。
地図を読むのは苦手だけれど、道を覚えるのは得意な事も知っています。
ですが、自分の知能指数は特に知りません。伝えた事もないですし、障害名も話した事はありません。
IQや「軽度知的」という言葉には、「彼女が自分のために役立てられる」要素が見えませんから。
先々、娘が自分とうまく付き合えるような形で理解できていればそれでいい。
私はそう思っています。


お嬢さんなら、絵とかものの見方とか、そしてまた「6年生をひきつける可愛らしさ」とか、色んな「出来る」を持っていますよね。そのお嬢さんの中に「体を動かす事が一部うまく出来ない」がある。
だんだん出来る事が増えていくとは思うけれど、今は皆に待ってもらったり助けてもらう事が必要な場面もあるね。

と、私たち親子だとかなりシンプルに伝える事になると思うのですが、問題はお嬢さんが、そういう事をいわれる事をどう受け止めるかなのでしょ。

それは、私には判断がつきません。
それでね、ケンバーンさんのところに書き込むのをためらっていたんですよ。

お嬢さん自身が、人と違う事に孤独感を感じていた場合には、自分と同じように感じる仲間の存在が、心強く思えるかもしれませんから、「障害名」の告知と、その特性を伝えてあげる事が、大きな支えになるかもしれませんしね。

そういう視点だと、こんな方のHPが参考になるかと思います。
http://ameblo.jp/fuwafuwaame/entry-10021671649.html

いろんな考え方があります。いろんな方法をとる人がいます。
正解はやっぱり、自分たち親子にしか見つけられない。
誰かに「正解」を教えてもらえないのが、しんどいところですよね。








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フォニックスはいかがですか? (KIMI)
2007-06-22 10:05:16
もう期末テスト前になってしまいました。間際になって2人も新入りさんが来て、パンク寸前です(時間が)
単語を覚えるのにすべてではありませんが、フォニックスを使っています。未習の語も入れた5,6語ずつのカードを読むことから始めますが、新入りさんも楽しんでいましたよ。時間がないので「絶対出題される文、熟語」に絞って予想される限りの表現、出題パターンで練習しています。

音と文字を一致させることができる場合はフォニックスは活用できますが、そうでない場合は1文字ずつ覚えていくしかないのでしょうか。

seiさんの言葉、娘さんの様子に、ふらふらしている私は、どれだけ軌道修正してもらっているか…
私が変われば子供たちも変わることも実感できるようになりました。
ありがたいです。
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KIMIさん。ありがとうございます。 (sei)
2007-06-22 12:58:59
フォミックス、中学校の先生方もそういう方針で、
まずは、耳からたっぷりと。そして、ひとつづつのアルファベットに「名まえ」と「音」があることの学習を続け、そうしていよいよ単語のミニテストという流れできています。

フォニックス。いいと思うんですが、何しろのんびり娘の脳は一度に色んな事が入らない。
耳からの記憶がわりにいいので、それに頼ってしまうところもあり、付っきりで強制しないと「字」を見ずに済ませちゃうんですね。この強制が我が家のバトルの下ともなるわけです。

だいいち、「きゃ」「きゅ」「きょ」で苦戦する脳みそですのでねぇ・・(先日も「ベートーベンのきゃくは・・・」とやっていました。ベートーベンのお客ってだれよ??)・・苦戦必至なわけです。



でも、根気良く続けていった時に後々生かせるのがフォニックスですよね、きっと。
2ヶ月間続けるうちに、「読む」方では少しはつながってきた部分もあるようですので、諦めずに、
娘が受け取りやすい形で、なんとか勉強の仕方を工夫していこうと思います。

でも・・・難儀な事です。
英単語や地名、年代の暗記。めんどくさがりの私の一番嫌いな学習でしたの。はーーっ。

また「お助け」お願いします。
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