のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

定規の使い方。

2008-01-11 22:48:30 | 2年算数
2年生の算数、三角形と四角形の違いにはいってきました。
三角形は3本の直線で囲まれている事、四角形は4本の直線で囲まれている事。
その直線の事を「辺」ということ。角の事は「頂点」ということ。

1年生を見ているときがつくんですけど、
子ども達って、「さんかく」や「しかく」に対して持っているイメージの幅が広いんですよ。
台形も「さんかく」の仲間に入れてる子がいます。
斜めの線がよっていくイメージが「さんかく」なんでしょうね。
角が丸い、或いは線が曲線でも「さんかく」や「しかく」にする子はもっと多いです。
おにぎりや道路標識が「さんかく」だって思ってますものね。
辺に隙間が開いていても、実は角が5つあっても、6つあっても、「さんかく」ではないから「しかく」だなって思っちゃう。
これは、「普通」です。
目の付け所を教えてあげて、一緒に角や辺を数えて分類わけを楽しめるといいですね。

さて、2年生に戻りますが、
今日は3点を結んで色々な「三角形」と「四角形」を描く練習をしました。
定規の使い方は、結構難しいです。
線が歪む子、途中でなぞり書きになる子、形がうまく取れていない子。
みんな理由があるんです。そこをひとつずつ潰してあげれば、必ず上手な線がひけるようになります。たぶん・・。

失敗する子に一番多い理由は、
押さえ方とか押し付け方よりも
「スタートは見てもゴールを見ていないで、エンピツを走らせ始める」
という事です。
定規を置いたら、とにかく鉛筆で書き始めるお子さんの場合、
最初は鉛筆を下に置かせ、定規を始点と終点の両方にあわせて押さえることを
徹底するといいように思います。

今日も3人ほどに、
「ちょっとまて!!」「まず定規のゴールチェックだよ!」
といい続けてきました。
それでも、とにかくかこうとするS君とは、
「せっかちやなぁ!!」「だってまてないもん!」
と漫才みたいな掛け合いもして・・。
でもね、いい線が引けたときに精一杯ほめてあげると
そんなS君でもちょっとは止まってくれるようになるんですよね。

ここからまたまた推論ですが・・

「スタートとゴール」
この意識をもたせる事は、図形の勉強ではとても大きい意味があるように思います。
自分が進みたいのはどっちの方向かを見定めることが、まさに「見通しを立てる」だとすれば、この子達は「見通しを立てる」力がやはり弱いんですよね。
『線を引く』という事が頭にあると、とにかく「せんをひこう」とする。
「どこに向かってひくか」が欠けちゃうわけです。
それを繰り返し、
「スタートはいいね。じゃぁゴールは大丈夫かな?」
「ゴールOK?そしたらしっかり押さえて、定規と鉛筆が喧嘩するぐらいしっかり押し付けて、さぁゴールまで一気だよ!!」
って、こんな風に描き方を身につけさせるわけですが、
毎回スタートとゴールを意識に上らせることで、
「自分が書こうとしている線の全体図」が見えてくるんではないかと思うんです。











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