ぶらっと散歩

訪れた町や集落を再度訪ね歩いています。

岩国市藤生は鉄道と海岸線に挟まれた町 

2021年09月05日 | 山口県岩国市

        
                 この地図は、国土地理院の2万5千分1地形図を複製・加工したものである。
         藤生(ふじゅう)は大応山・米山の東麓、平田川下流域に位置し、東は瀬戸内海に面する。
        (歩行約1.8km、🚻駅のみ)

        
         JR藤生駅は、1897(明治30)年山陽鉄道の広島ー徳山間が開通したと同時に開業し
                た駅。

        
         国道188号線の交通量は多いが、歩車分離でないので注意しながら岩国方向へ進むと、
        左手に極楽寺(真宗)という寺があったが、コンクリート造であったため引き返す。

        
         国道を右折すると碇石川に沿う。

        
         商店などが軒を連ねていたようだが、1970(昭和45)年代以降のクルマ社会が到来す
        ると、車で買い物に行く生活スタイルが定着する。駐車場を持たないことや消費動向への
        対応不足もあって衰退の途を辿ったようだ。ここに限らずどこの商店街にも見られる傾向
        (ドーナツ現象)である。

        
         藤生郵便局の先がJR藤生駅。(正面は新聞販売店)

        
         駅前の大成旅館さん。

        
         少し年代の古い建物が見られる。

        
        
         商店や美容院、日本和装学院岩国本校などの看板を見かける。

        
         小さな水路を過ごすと、どこにでも見られる民家が並ぶ。
   
        
         南端で国道に合わすと海岸部に出る。

        
         魚市場前で出会った人が「藤生は何の見るところがないよ」と言われたが、確かに旧道
        はあったものの見るべきものはなかった。ひっそりとした旧道と海辺の漁港、その間にあ
        る国道は、車が騒音と排ガスを残して走り去る。