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いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

214年前の八月・いわきでは何を・・・寛政十一年農家年中行事から。

2013-08-01 08:08:56 | なるほど歴史塾

庭のトマトが赤くなり始めました。 
赤くなるまで相当の時間がかかるのですね。


明治時代から受け継がれてきました
「小白井のきゅうり」もまだまだ生りつづけています。


「オクラ」の花は美しい!!
観ていて飽きが来ない。

二百十四年前のお盆月のいわきではと思い
長谷川さんの
「寛政十一年農家年中行事」から。

旧暦ですので、
現在の八月は七月にされていますので、
七月の初めから載せてみます。

七月一日は、
仏の門出といって今日より高灯籠を灯して新しい仏をまつることになる。

一. この頃より湯殿(ゆどの)行(ぎょう)を勤め、家内安全・五穀成就を祈る。

   農業は前々よりくり合わせてやっておくこと。

一.七夕は、五色の紙で短冊をこしらえて、、

  新しい笹に結びつけ今日の神を祝うのである。 

一.七月十三日の夜は、
   菩提所にお参りして先祖の墓所にたいまつをともし、
   新米を供え、香花をささげ、念仏回向をする。

  三界万霊有縁無縁まで忘れないでそれぞれの称名追福を行うよう。

  まして、家内には、
  精霊棚を飾り、灯明を照らし、、香花を捧げ、追善を営み、
  念仏三昧のほか、他事はあるべきでない。

一.7月十四日には、
   待儲(お経をあげる時)の時、餅をつき、ご飯を炊き、そうめんを茹でて
     追悼供養の茶事をつとめ僧侶にすすめて先祖を弔うのである。

   ただし、両親のある人は、朝仕事をして、肴を食べさせる。

   これは、両親の存生を祝ってのことでめでたいことだ。

一.十五日は、
     盂蘭盆とて今日も餅をつき、盆棚にそなえ追福する。、

   舅への挨拶は例のとおりだ。

一.十六日は、
     送盆とて、精霊棚をこわして持ち出し川に流す。

  また、苧(からむし)の葉に団子を包み、冥土の土産とする。

  あるいは白瓜、真(ま)桑(くわ)瓜(うり)、胡瓜(きゅうり)などに足をつけ、
    精霊の騎馬とする。
  だれかがはじめて今の世まで伝わっているのである。

一.この頃になると、田の稗が穂を結ぶので、油断なく、ひいぬくべきだ。

  畔の草も刈り捨て、畑の草もひき捨てなければいけない。

  貧乏草の種を田畑に残してはいけない。

一.粟、稗、キビ、小豆、大角豆などは、出来次第つみあつめ取り、
  二百十日も近ずけば、とかく油断は敵と心得るべきだ。

一.八月朔日は
    荒れなければ、百姓には、めでたいことだなどとお互い挨拶あってしかるべきだ。

   ただし今日は五節句と考えることが多い。

  五節句というのは、元日、上巳、端午、七夕、重陽のことである。
  五節句の立花とは、
  まず元旦の梅花、水仙、金銭花、
  上巳の桃の花、柳、萱草(くわんくさ)、山吹、
  端午の竹、菖蒲(あやめ)、蓬(よもぎ)、石竹、

  七夕の桔梗(ききょう)、仙翁花、梶の葉、
  重陽の菊、萩、鶏頭花などである。

  たとい、農人たりとも、五節句を知らないのはよいことではない。

 一.八月三日は、
   畑方の一番金(畑年貢で銭納した)の取立てがある。
    村役人より割り宛てられたとおりきっと上納しなければならない。

   万一、滞納すれば、村役人が難儀をし、
     代納せざるをえなくなり、ことのほか辛労をかけてしまう。

一.八月十五日は、
     放生会(ほうじょうえ)(生物を放してやる=コイなどを放してやる)といって、
   山州男山(八幡様)のお祭りである。
     いなかにもこの祭礼がある。

  やぶさめ、神楽舞、おみこしあるいはおみこしなどの神事がある。

  この地方の風であって
   手箱・木脇差し・子供の手遊び・天狗面・獅子の頭(かしら)、
   (それから)
   それぞれの土産物は、 
   柿、梨、生姜、ズイキニ、きざみたばこなどことごとく売買する。


お彼岸前の
二一四年前のいわきの行事を
なるほど歴史塾で現代語訳しました
「寛政十一年農家年中行事」で、
長谷川安道さんは書かれています。

八月に入った頃の夜は雨が。
現在はやんでいますが、
雨模様。
本当に涼しいいわきです。

明日は
最後の仙台での講義に行きますので、
学習のまとめを
早朝から。


「面白いかぼちゃ」いただく・・・いわき

2013-08-01 00:34:22 | いのしし君一家

長男嫁の
Mちゃんからいただいた
会津産の「ひょうたんかぼちゃ」。
おもしろい。


今朝(昨日になってしまった)の収穫。
「きゅう」りが毎日とれるのでうれしい。

今日長男一家が
来て夕食をしていったとのこと。

会津産「ひょうたんかぼちゃ」をいただく。
面白い形。
大きさを測りましたら、
高さ25Cm
直径13Cm
ありました。

会津若松産
JAあいづファーマーズ マーケットで購入。

かぼちゃは
ラクビーボールのようなかぼちゃなど
いろいろな形が楽しめるのが面白い。

8月に入った今も
雨が降り続いているいわきのお天気です。
涼しくて
学習には助かる部分もあるが・・・・