もっと戻って、66銀としていたところを68金
ちょっと手堅く指そうとした実戦例もあるのでしょう。51飛に35歩同歩38飛
安心して3筋の歩を交換できるようですが、中村先生の解説通り、44歩に35飛は45歩同銀48歩
があるので失敗です。後手に44歩を突かれたら66銀と出ておくくらいです。ですから68金自体は不十分な指し方なのでしょう。
戻って
64歩35飛63銀37桂72金96歩94歩36飛74歩
中村先生の解説では、一局だけれど先手が勝ちにくいとされています。でも評価値は+365、明らかに先手の作戦勝ちです。66銀22角58金上14歩55歩
昨日調べた66銀~55歩と似ていますが、この図の評価値は+378もあります。後手としては左の金銀を使いたいのですが、42金には24歩同歩45銀
32銀ならば54銀52銀97角
42金が浮いているので端角が有効になります。61飛45桂 (53桂成ねらい) 34歩65銀引
63銀34飛
先手が好きなように攻めていて、後手は何とか耐えられるかという手順ですが、この図の評価値は+400の先手有利です。
こう進めば先手が良いのですが、68金自体は手堅いという感じでもなく、66銀と出る方が良いでしょう。
昔の感覚では先手の2枚の銀の評価が低いようですが、うまくいけば飛角銀銀桂で制圧して攻めることができます。後手は左の金銀を使いにくいので、形勢は先手が良くなるでしょう。
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