またこの図から
最後 (5番目) の変化は55歩です。64歩35歩
先手はゆっくり攻めようとしています。35同歩58金右63銀38飛72金35飛
3筋の歩を突き捨てた後で、ゆっくり飛で取り返しました。中村先生の解説では、74歩96歩94歩36飛73桂37桂56歩68金上12香
いい勝負だけれど具体的な攻めがないという評価ですが。AIに聞くと評価値はすでに+566の先手有利です。54歩と突き出して、54同飛は45桂22角55銀右52飛54歩
54同銀同銀同飛75歩
先手の玉頭でもありますが、後手の桂頭を攻めても致富を補充できるので攻めは続きます。すでに先手有利ですから、この先は難しくはないでしょう。
戻って
54歩に同銀は75歩同歩74歩
65桂に75銀が強い手です。角を交換されても、57歩成があっても構いません。最善 (のような) 手順は63銀66歩57歩成同銀同桂成同金直
駒損でも45桂や76桂や85桂が見えます。あとはどう寄せていくかだけでしょう。
もっと戻って
後手は右桂を安易に跳ねると危ないのです。42銀36飛94歩96歩44歩34歩22角35銀43銀
ツノ銀で中央を厚く構えます。37桂74歩24歩同歩同銀23歩35銀
これくらい守ってから73桂とはねて待てば難しいようで、評価値は+241、先手の作戦勝ちのようですが、55歩自体はよい手でもなさそうです。
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