AIで検討していたら、もっと簡単なミレニアム対策を見つけました。
32銀型で普通に駒組を進めていきます。77桂64歩89玉95歩79金、これくらいのところで45歩を突きます。
先手の陣形は低いのですが、駒組としては片寄っているので角交換に強くはないのです。57銀66角同歩33銀
後手が手損をして角交換しても、評価値は0付近。これは後手が望めば千日手が濃厚だからです。先手から打開できそうなところもなく、後手からは49角の筋と、条件が良ければ22飛~24歩同歩同飛の攻め筋があります。1歩持てば24歩同歩27歩とか、桂頭をねらうとか。仮に振り飛車が先手だとしても、打開できないこともない形でしょう。
とすれば先手は角交換を避けるべきで
45歩には57角とするくらい。43銀68金寄82玉78金寄54歩
36歩を突けば55歩同歩同角が厄介でしょう。評価値は-57で後手ペース。
ということならば66歩を突くのですが、
82玉67金44銀59銀35銀
48飛には24歩同歩22飛があり、進めていけば後手有利になります。後手の35銀が嫌だからと言って36歩を突いても54歩~55歩があるし、途中で24歩から攻めても
24同歩同角22飛33角成28飛成44馬48竜
48銀が浮いているのでは話になりません。こういう変化がミレニアムの67金型が指されない(AIの評価値が低い)理由なのでしょう。
ということで、ミレニアムは成立しない戦法だというのを結論とします。
居飛車穴熊に組めないことはないのですから、ミレニアムは必要はないでしょう。でも居飛車穴熊を主力にするためには、相穴熊を指せなければいけないのでしたね。それは私には理解できない世界なので、ブログでは検討しないです。
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