名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS3-4 ダイレクト向い飛車(15)

2024-04-09 | 基本定跡の研究

大石先生は「ダイレクト向い飛車最新実戦ガイド」という本も出版しています。実戦解説が中心ですが、講座もあって

94歩の形で角を交換します。

先手が65角を見送って、玉を囲ったらどうか。

端を受けたので最初のころに調べた図と合流しました。24同歩同銀36銀に32金とする。

これは「ダイレクト向い飛車徹底ガイド」のほうにも少し載っています。58金右35歩25歩39角

何とも激しいことになりました。38飛36歩24歩

24同飛39飛28飛成

大石先生は意見が分かれると書いていますが、評価値は+200で先手良し。19香を取られて、香歩と角の交換+竜になるのですが、まだ先手が駒得だということでしょう。

実戦ガイドのほうでは

これまでの58金右ではなくて、先手から25歩を打つほうを解説されています。実戦をもとにしているようで、33銀58金右14歩16歩44歩88玉

ここで54角を打ち、26飛と浮く。

この図の評価値は+110です。後手の指し方が岐れて、42銀56角33桂68金寄43角78金上54歩66歩21飛17桂23歩

この進行で優劣不明だとされています。評価値は+215なので先手の作戦勝ちというところでしょう。指し手は難しいですが。

戻って

15歩同歩18歩同香35歩同銀28角成24歩

多分こういう変化を考えたということなのでしょう。そのために54角を打ったという流れかと。でもこの図の評価値は+288の先手良し。大石先生は後手自信なしとしています。

また戻って

感想戦で (先手佐藤天彦先生に) 指摘されたのは65角で、47銀35歩56銀54角

後手まずまずと書かれていますが、評価値は+174の先手ペースです。AIに聞いてみると、45歩同歩68金寄46歩78金上

玉を固めて待ちます。15歩24歩16歩

16同香同香55銀65角 (18角成より優る) 45角

24飛同飛同銀34角51金44銀

これくらいの進行で、評価値は+257の先手ペースです。

後手は54角を打ってもうまくいきませんでした。

戻って

ここでは27歩同飛38角26飛65角成が良い手順のようです。

1歩損で馬を作ってもだめな時も多いですが、この図の評価値は-37、わずかに後手に振れています。43馬~35歩同銀25馬のような手段も見えますね。

 


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