名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-13 32飛戦法(8)

2024-08-20 | 基本定跡の研究

あとはおまけみたいな話ですが、

この図から

22角成同銀65角74角

43角成47角成

58金右74馬

先手としては24歩同歩同飛23歩28飛・・・と進めるのが正しいのですが、68玉42金

さらにおとなしく68玉と囲おうとした場合です。馬取りに対して2通りですが、32馬同金は88銀46歩48歩31金

長岡先生は4筋を謝らせたけど後続がない、と否定的なのですが、この図の評価値は-120で、後手の作戦勝ちになるのでしょう。馬があるので駒得なのです。

なのでこの図では

44馬が優ります。33銀の時には66馬のほうが優るというのは解説通りで、52金寄が良い感じです。

48飛に42飛同飛成同金

この図の評価値は-247の後手良しです。例によって後手優勢と書いていますが。

もっとも先手としては飛を使わずに

普通に駒組をしていれば、評価値は-38の互角です。46歩には56歩から受かります。

それはともかく、先手は77馬よりは66馬のほうが働いていて、

こんな図を想定されて後手の作戦勝ちと書いてあります。でも評価値は+71で、先手の得は残っています。

 

もう一つおまけの話で、先手が馬で飛を取るならば、58金右ではなくて48銀の形を選び (74馬68玉42金)

ここで32馬同金41飛がどうかと。後手は33角と打つのが良いと書いてあって

77桂42歩21飛成31金

二枚替えの変化です。31同竜同銀75金89飛

長岡先生は後手優勢というのですが、74金同歩88角

とすれば飛を捕獲できます。すると後手陣は飛に弱そう。75歩には26飛で受かります。評価値は+456の先手有利なのでした。

実は33角は良い手ではなく、後手の正着は65馬です。

この図の評価値は-203の後手良し。先手は飛を打ち込まねば悪くはなりませんが、馬を作られている駒損です。

 

 

 


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