名南将棋大会ブログ 名古屋

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将棋の上達法則(19)

2015-05-16 | 将棋上達法則
将棋に必要な能力の訓練法です。

今日は 3 テクニック(知識) について考えましょう。

テクニックはスピードと関連するということを書きました。知識と直感です。定跡とか手筋とかセオリーとかがテクニック(知識)ですね。これは直感(ひらめきの一種)を言語化したものです。
知識を増やすには、書籍などの言語化したまとまりを暗記するだけでも得られそうですが、実戦で使えないと意味がありませんね。本に書いてあることを記憶(インプット:入力)しただけでは不十分で、それを検索できるようにしておかなくてはいけません。(多くはそのままの形ではなく、近いものを探し出して当てはめます。)検索して出てきたもの(アウトプット:出力)が直感です。

本を読んで定跡を覚える、手筋を覚える。そこから盤駒で並べてみる、実戦で使う。こういう流れです。インプットした知識をアウトプットするわけです。

実戦でやってみたけどうまくいかなかった、定跡本で見て間違った記憶を修正する、新しい変化を書き込む、という方向の訓練も有効です。アウトプットで得られたことを修正してインプットしておきます。

新しいことがわかったら(間違いの記録でもいいです)、定跡本に書き込みましょう。付箋に書いたほうがごちゃごちゃしないかもしれません。(別のノートに書くと、参照しにくいので工夫が必要です。○○本の△△ページに、と書いておいてもいいですが、本を読んだ時にわかるように、直接書き込みか付箋なら読めば1回で参照できるので、少なくとも最初は便利です。)蔵書が増えて、同じ戦法なのに書き込む本が何冊にもなってしまうようになったら、何か別のデータベースを考えたほうがよくて、定跡ノートや棋譜ソフトでのまとめが必要になってくるかもしれません。

手筋だけ書いた本もいろいろあるのですが、どの本のどこに書いてあったかということが検索しにくく、また、書き込むにも実際の局面を書くにはスペースが足りません。なのでこれは今のところいい解決方法がわかりません。データベースがうまく作れればいいのですが。棋譜を記録して良い手筋だと思ったらコメントを書き込んでおくのがいい、としておきます。基本手筋だと何度も出てくるのでもう頭の中の知識というよりは手が覚えているくらいになってしまうので、必要性を感じなくなってしまうのかもしれません。

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