20161027今日の一手
10月1日の名南将棋大会から、NさんとSさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。
一昨日の一手の回答
☆ 形勢判断をします。
銀と金歩の交換で、後手は歩切れですから先手がやや駒得です。終盤なので重視しなくてよいです。(ほかのところに反映されるので無視できる、ただし中盤に戻ってしまうなら別ですが。)
玉の堅さは同程度ですが、36歩の存在を考えれば後手のほうがやや堅いのかも。
先手の攻め駒は53金と持ち駒銀桂で3枚。
後手の攻め駒は持ち駒銀銀で2枚。
総合すれば互角です。
☆ 大局観として
後手の36歩が気になりますね。(後手35歩先手37銀の形で36桂同銀同歩と進んだところ)序盤で
37桂と跳ねたのが悪い形です。攻める時は46銀37桂という配置もあるのですが、守りには敵していません。私なら37銀引として固めたいです。
中央で銀交換になって
35歩と強引に攻められて玉頭の嫌味が残ったままの終盤戦です。
もう一度問題図。
後手から37銀と打たれてもまだ大丈夫なのですが、それ以上の手があるかどうかということを考えます。
攻めるなら53の金を移動して角筋を通し、53歩成から飛車も使って、というのが理想ではあるのですが、相手に駒を渡します。すると37銀がより厳しくなる、ということで、大駒を使うのが難しいです。逆に後手から5筋をいじってもたいしたことはなく、質駒とはいえすぐに53金を取るのは反動が厳しいですから焦ることはないのです。
つまりここでは37銀などの対策を施しておくというのが本筋の考え方でしょう。守って長期戦になっても、少しですが駒得ですからよい方に働きます。
× 攻めの筋としては33歩です。
取る手逃げる手ありますが、33同桂に26桂として銀が逃げたら34歩という狙いです。でも26桂の時に37銀
と打たれ、37同金同歩成同玉44金59飛52歩
歩を渡したので金取りに打たれます。62金に86角とさばいて同歩25桂47玉68角
まだ先手が悪くなったというわけではないですが、後手玉のほうが安全ですから実戦的には後手が勝ちやすいです。
△ 35歩として歩を渡さないで攻めるほうが良く
例えば44銀に34歩55銀45桂44銀33銀
と強攻することができます。33同桂同歩成同銀25桂44銀33銀
少し変な攻め方(25桂ではなく34歩が筋ですが同銀で案外難しい)ですが、21玉に44銀成同歩33桂不成あるいは33桂成は先手の勝ちか。
後手は45桂の時に37銀と打ち込んで
37同金同歩成同玉57飛47銀56金
この先手玉は詰めろに近く、後手玉は詰みません。どうも先手が負けみたいです。惜しいです。
△ 玉頭方面から攻めるのは反撃も厳しいです。実戦は62金でしたが
これも怖い感じです。13角(86角同歩64角などで後手よしか)35歩(47銀と受けるべきか)同角同飛同銀51金37銀
激しい展開で、37同金同歩成同玉67飛に47桂が悪手、36銀打
で詰みです。
47桂では48玉
で詰みはなく、これはまだわかりませんでしたが。
後手は13角ではなくて86角同歩に64角か44角か37銀か
先手は86角に51金同金53歩成と行けるのか
など、変化が多すぎてわからないことだらけです。62金は負けともいえないが危険すぎる、としておきます。
△ 変な感じの手ですが62銀として
駒得に行くのはあります。飛車が逃げれば桂馬を取ります。銀しか渡さないし、飛車を取って72飛には合駒で銀を使うのでしょうから比較的安全です。
○ 怖い筋があるので、その前に自玉に手を入れるのが本筋でしょう。38歩は卑屈に見えますが
一番手堅いです。13角には47金35銀打には58桂
と守っておけば、63金や62金からの攻めが残ります。これは先手有利です。
× 37歩と頑張りたくはあるのですが
37同歩成同金35歩
で傷が残ります。これは後手から36銀と打ちやすくなって少し損か。
× 26銀と打っても
44銀59飛24歩
では26銀を追われそうです。
△ 47銀と打って35銀打38金
とすれば形はよくても、33桂37歩同歩成同金直25桂
で嫌味を消すのは難しいですから銀を投入した意味が弱いです。
○ 26桂は攻めの意味もありますが
44銀59飛35銀直38歩46銀42歩
まで進めばねらい通り。後で38歩と受けておけばよいのです。こればうまくいきすぎですが、無駄にはならないです。
☆ まとめ
かなり手の広い問題図でしたが(いつもそういうのを選んでいるのですが)、どれを選んでよいのかわからないことも多いでしょう。そういうときは相手の番なら何を指したいか考えるとよいことが多いです。相手の手番なら次の手は?あるいは、数手先にこういうふうに指したい(自分の玉を寄せたい)と思っているのだな、と考えて
先に相手に攻めを受けるのが良いのか
相手より先に攻めるのが良いのか
相手の攻めを受けられないから攻めて勝負の形にするしかないのか
という方針を立てます。
問題図では相手の攻めは37銀からばらす筋が怖く、44銀とか22角13角とか反撃するような攻めの手もあるのだなあ、と認識しておきます。問題図の時点ではどれもたいしたことがないのですが、相手に駒を渡すと厳しい反撃になるのです。
ですから攻めるよりは受ける手を考えておく局面なのです。
特に37銀と打ち込まれるのは王手が続くわけですから、自分がうまく攻めたようでも手抜いて反撃されて危なくなります。
受けといってもぴったりした感じではないのですが(だから悩ましい)、38歩が最善のようです。自玉が狭くなるのですが、しばらくは受けてゆっくりした展開にします。
比較するのは37歩とか38金とか47銀とか26銀と29桂とかです(書かなかったものもあります)が、それよりは良さそうです。
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