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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-13 ゴキゲン中飛車(67)

2025-03-23 | 基本定跡の研究

58金右を保留して36銀とするのが先手の工夫だったわけですが

32金45銀35歩

66銀64銀26歩同歩同銀・・・でははっきりしませんでした。ここで34銀はどうか。

22角は25歩64銀23銀成

銀を捨てて2筋の歩を伸ばせばよく、この図の評価値は+626の先手有利です。

戻って

51角しかなさそうで、68銀64銀56歩

これが先手の第2の工夫です。56同歩は11角成57歩成21馬68と同金

銀と(振り飛車左側の) 桂香の二枚替えは得だと言い切れないことはありますが、攻め駒は4対2なので問題なしです。この図の評価値は+742の先手有利。

戻って

56同歩がダメだとすれば、33桂55歩同銀25歩

これは前に似た形を調べましたが、54飛24歩同歩同飛23歩28飛34飛55角で互角、と所司先生も書いています。でも23歩に33銀不成

右金の位置が違うだけですが、この図の評価値は+1128の先手優勢なのです。驚きました。「一段金に飛捨てあり」です。24歩32銀不成でよいとは思いませんでした。しかも47飛を無視して43銀不成84飛55角49飛成11角成

これが最短だと。86香から寄せるのですね。

ゴキゲン中飛車対策に困っている方、相手は知らないでしょうから、一度はうまくいくと思います。