奇襲虎の巻―明日からすぐ勝てる (MYCOM将棋文庫)
元の本は1994年出版、神谷先生の本です。文庫は2003年出版です。
四間飛車独走銀は45歩急戦に生きています。
ハメ手中飛車は米長先生の本で読んだのですが、どの本だったかはっきりしません。まあ今は先手中飛車からこの変化にはなりませんね。
原始中飛車は、昔の入門書には解説があったのですが、その結果に問題ありという話。
阪田流は小林健二先生の工夫の話で、でもうまくいかないです。
鳥刺しは指されると結構大変だと思います。愛好家もいらっしゃいますね。
角頭歩は米長先生の本とかぶります。懐かしい。
ネット将棋で勝つ米長の奇襲 (マイナビ将棋文庫)
文庫化されたんですね。面白い本です。高校生のころよく指しました。
袖飛車は内藤先生の本(昔読んだのですが今はありません)
内藤国雄の 袖飛車戦法と石田流―ハンディ版 (ホーム・ライブラリー)
にあるものから、先手番にしてさらに突っ込んだ変化です。
74歩戦法は相掛かりや横歩取りに近いものです。アマチュアなら大体は三間飛車にされるのでこれにはなりにくいです。
カニカニ銀は児玉先生の本を読むほうがいいです。
矢倉棒銀はこのあと定跡化されました。
タテ歩棒銀は、今は34歩とすぐに突かないのでこうならないでしょう。
宇宙戦法は佐藤大五郎先生の戦法だったと思いますが、この本で知ることができます。(1975年の本はさすがに持っていません。)
鎖鎌銀は升田先生の本で少し実戦解説があったのですが、派手な攻め合いの話です。
58玉戦法は相掛かりの塚田スペシャルに近い話。
ほかの本にも出てくる戦法を取り上げていて、とても懐かしいです。今アマチュアの将棋で相掛かりはあまり見ませんから、使えるのは鳥刺しか袖飛車くらいでしょうか。