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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

対急戦矢倉必勝ガイド

2015-09-28 | 将棋本 断捨離
マイコミ将棋BOOKS 対急戦矢倉必勝ガイド
2010年出版、金井先生の本です。

先手が矢倉を目指した時に後手からの急戦があり
右4間
棒銀
米長流急戦矢倉
矢倉中飛車
55歩交換
について解説があります。
一番難しい変化をしっかり説明している感じで、わき道の変化は詳しくないです。だから理解しやすいのですが。先手矢倉を指したいなら必修です。

超過激! トラトラ新戦法

2015-09-27 | 将棋本 断捨離
超過激!トラトラ新戦法―ぶっちきりで勝つ
1999年出版、田中寅彦先生の本です。

第1章は 「串カツ囲い」という名称は定着しませんでしたが、穴熊ではなく98玉の形で囲って攻める戦法。大学生のころ攻め方は違いますが同じようなことを考えていて、懐かしいです。
第2章は無理矢理矢倉。さらに居飛穴に組んで矢倉と戦うのもあります。
第3章は棒銀。角換わりで田中寅彦先生の工夫があったのですが、今はこれになりません。無理矢理矢倉からの棒銀もあります。
第4章は後手矢倉早囲い棒銀

どれもそれなりに面白いのですが、少し乱れてからの力量が必要です。知っておいて損ではありませんが、指しこなす道は遠いです。

武市流力戦筋違い角の極意

2015-09-26 | 将棋本 断捨離
武市流力戦筋違い角の極意 (プロの将棋シリーズ)
2003年出版武市先生の本です。

武市先生は筋違い角のスペシャリスト。筋違い角の本は少ないので貴重です。この本が一番いろいろな形を取り上げています。ただし振り飛車にする形だけ。
大昔は角換わりの途中で筋違い角を打ったのですが、これはうまくいかないとすたれました。
そのあとこの本のような76歩34歩22角成から45角とダイレクトに打って34の歩を取り、四間飛車にするのが出てきました。
8/5に書いた筋違い角と相振り飛車―ライバルに勝つマル秘作戦 (森内優駿流棋本ブックス)がそのあとで、16角と引いて居飛車にする戦法です。

棋理からいうと、序盤の歩得は価値が高いのですが、角を手放したのが問題。持久戦にして3筋の歩を伸ばすようになれば筋違い角がよくなります。後手はそれまでに攻めの形を作って戦えるかの勝負です。

問題はどれも先手番の戦法であること。後手番でも使えるなら私も採用してもいいのですが。

高田流新戦略3手目7八金

2015-09-25 | 将棋本 断捨離
高田流新戦略3手目7八金
2002年出版、高田先生の本です。

76歩84歩に78金としよう、というのがタイトルです。
4手目に34歩なら横歩取りか陽動振り飛車か うそ矢倉。
4手目に85歩なら27歩の形で角換わり。角交換しなければ4手角か右4間かツノ銀四間飛車か後手の棒銀か。
4手目に32金なら力戦中飛車。
というように、相手に合わせていろいろな戦型になります。
プロでも一時期はこれが流行った時もあるのですが、居飛車党で76歩84歩なら矢倉にするか角換わりにするか、定跡のほうが好まれます。後手から余計な変化に持ち込まれたくないのです。
角換わりになれば少し得です。27歩の形なら得、26歩と突いても45の位を取りやすいと。でもそれ以外のことを考えなければいけないので微妙です。


高田流新感覚振り飛車破り

2015-09-24 | 将棋本 断捨離
高田流新感覚振り飛車破り
2000年出版、高田先生の本です。

高田流左玉が解説されていて、とてもお世話になりました。何度も読んだので手元になくてもいいでしょう。
対振り飛車の左玉は、もともとは四間飛車対策なのですが、三間飛車対策に使いやすいです。ずっと三間飛車が苦手だったのですが、不安が無くなりました。
逆に四間飛車に使ってもうまくいかなくて、どうしようかと悩んでいるところです。

穴熊が嫌いな方にお勧めします。

先ちゃんの順位戦泣き笑い熱局集

2015-09-23 | 将棋本 断捨離
先ちゃんの順位戦泣き笑い熱局集
2000年出版、先崎先生の本です。
先崎先生のエッセイはいっぱいありますが、実戦集はこれだけです。東海リーグの副賞でもらいました。

実戦が20局。少し大きな本で、1ページに図面1枚、エッセイ解説が2段なので面白く読めます。
先崎先生の将棋は読みが中心なんだけれど手も見えるので、勢いでこの一手と進めて、あとは終盤勝負というのが多いのですが、勝てる時は我慢するのだなあと感心します。

奇襲虎の巻

2015-09-22 | 将棋本 断捨離
奇襲虎の巻―明日からすぐ勝てる (MYCOM将棋文庫)
元の本は1994年出版、神谷先生の本です。文庫は2003年出版です。

四間飛車独走銀は45歩急戦に生きています。

ハメ手中飛車は米長先生の本で読んだのですが、どの本だったかはっきりしません。まあ今は先手中飛車からこの変化にはなりませんね。

原始中飛車は、昔の入門書には解説があったのですが、その結果に問題ありという話。

阪田流は小林健二先生の工夫の話で、でもうまくいかないです。

鳥刺しは指されると結構大変だと思います。愛好家もいらっしゃいますね。

角頭歩は米長先生の本とかぶります。懐かしい。
ネット将棋で勝つ米長の奇襲 (マイナビ将棋文庫)
文庫化されたんですね。面白い本です。高校生のころよく指しました。

袖飛車は内藤先生の本(昔読んだのですが今はありません)
内藤国雄の 袖飛車戦法と石田流―ハンディ版 (ホーム・ライブラリー)
にあるものから、先手番にしてさらに突っ込んだ変化です。

74歩戦法は相掛かりや横歩取りに近いものです。アマチュアなら大体は三間飛車にされるのでこれにはなりにくいです。

カニカニ銀は児玉先生の本を読むほうがいいです。

矢倉棒銀はこのあと定跡化されました。

タテ歩棒銀は、今は34歩とすぐに突かないのでこうならないでしょう。

宇宙戦法は佐藤大五郎先生の戦法だったと思いますが、この本で知ることができます。(1975年の本はさすがに持っていません。)

鎖鎌銀は升田先生の本で少し実戦解説があったのですが、派手な攻め合いの話です。

58玉戦法は相掛かりの塚田スペシャルに近い話。

ほかの本にも出てくる戦法を取り上げていて、とても懐かしいです。今アマチュアの将棋で相掛かりはあまり見ませんから、使えるのは鳥刺しか袖飛車くらいでしょうか。



将棋 端攻め全集

2015-09-21 | 将棋本 断捨離
将棋・端攻め全集―破壊力抜群の必勝手筋 (PERFECT SERIES)
1979年に新書、1998年に単行本、2011年に文庫本として出版された大内先生の本です。ベストセラーなんでしょう。私の持っているのは単行本です。

基本手筋のまとめから、戦法ごとの例、実戦での例が12局。
こういう本は、定跡を勉強したら、その次に読んでおくべきです。寄せの手筋がわかります。
私は後になって買ったので、読み込んだ形跡がありません。いけませんね。

超阪田流角命戦法

2015-09-20 | 将棋本 断捨離
超阪田流角命戦法―阪田流向かい飛車を超えた新戦法! (森内優駿流棋本ブックス)
1999年出版、木屋太二さんの本です。森内先生監修になっていますが。

阪田流向い飛車から4筋を攻撃する形がメインで、一回試したことがあります。
急戦型を研究すれば使いやすいかもしれません。
持久戦型は力量が必要です。読みの力がないと難しいです。
風車を指す人なら阪田流から組み替えられることを知っておくとよいです。

ということで、人を選びますが、結構使える戦法です。
阪田流向い飛車は何局か指しているのですが、どうも勝率が悪いです。多分私には向いていません。でも面白い変化を思いつくと指してしまいます。

雁木でガンガン

2015-09-19 | 将棋本 断捨離
雁木でガンガン!!―破壊力抜群の痛快!必殺戦法 (森内優駿流棋本ブックス)
1999年出版、小暮克洋さんの本です。森内先生監修になっていますが、こういう監修って、名前を貸しているだけな気がします。

とてもユニークでかつ実用的な本です。指されたら対策に困るので、研究したいと思っているのですが、そういいつつ持っているだけでは仕方ないので、売るまでに考えます。

これはお勧めできる本です。流行すると私が困りますが。