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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

大山康晴の晩節

2015-10-19 | 将棋本 断捨離
大山康晴の晩節 (新潮文庫)
元の単行本は2003年出版、新潮文庫で2006年、ちくま文庫でも2013年に出ています。

観戦記などの大山先生のところをひきつつまとめたのでしょう。いま読み返しています。
感覚派としては米長先生より大山先生の将棋を勉強すべきかと思っているところです。振り飛車はほぼ指さないので手を付けていなかったのですが。
歳をとると読みの力が弱くなるということはあります。でも大山先生は晩年まで強かったのです。手が見えるのはもちろんのこと、大局観が違っているので、そこから学べるものが多いのかと。
河口先生は心理的な優位を言うのですが、それは根底に置いて、まずは将棋に対する考え方から違うのでしょう。
いろいろ考えたくなる本です。河口先生の本ではこれを一番に押します。

人生の棋譜この一局

2015-10-18 | 将棋本 断捨離
人生の棋譜この一局 (新潮文庫)
単行本は1996年、文庫本は1999年出版、河口先生の本です。

1989年から1993年度の対局室の様子がわかります。
新人類が活躍しはじめ、大山先生の晩年の輝きや、米長名人。思い出補正というやつかもしれませんが、このころは面白いです。
河口先生は論理的ではなくて省略や飛躍がある書き方をしますが、エッセイならその特徴が生かされます。将棋界にはこういう流れがあって歴史は繰り返すとか、人間関係とか。
局面の解説も割とあるので少し強くなります。

一局の将棋一回の人生

2015-10-16 | 将棋本 断捨離
一局の将棋 一回の人生 (新潮文庫)
1994年出版、河口先生の本です。元の単行本は1990年出版です。その元の小説新潮では1988年から。

新人類の鬼譜
羽生世代が若いころは新人類と呼ばれていました、旧世代も紹介して、新しい感覚を持った集団が入ってきたんだ、という当時の将棋界の様子がわかります。若いころの写真が目を引きますね。
運命の棋譜
これは図面入りで対局室の風景が見えます。
待ったをしたい棋譜
プロのぽかを集めたもの。

小説新潮のエッセイなので、あまり難しい解説ではないです。新潮文庫なので古本でも見つけやすいでしょう。息抜きに読んでみると面白いです。

逆転のテクニック

2015-10-15 | 将棋本 断捨離
逆転のテクニック―悪い将棋はこう指せ! (下巻)
1984年出版、米長先生の本です。
社団戦の会場で下巻だけ売っていて、上巻ないかと引っかかってはいましたが、
逆転のテクニック (将棋連盟文庫)
2013年に上下巻まとめた文庫が出たんですね。
今、こっちを図書館で借りて読んでいます。

逆転するには→悪手を指してもらう→辛抱or開き直りor意表を突く
不利なときには、相手より有利なところを主張する、というのが大事。

これがまとめですかね。実例をあげつつの解説がためになります。
まあ私は読みが得意ではないし、逆転勝ちの少ないタイプです。それでもなにか鉱脈がありそうな気がして、考えているところです。

雁木伝説

2015-10-14 | 将棋本 断捨離
雁木伝説―雁木の秘法を伝授 (MYCOM将棋文庫)
元の本は1991年出版、文庫は2002年出版で、週刊将棋から毎日コミュニケーションズ編集に名前が変わっています。
雁木でガンガン!!―破壊力抜群の痛快!必殺戦法 (森内優駿流棋本ブックス)
これは前に紹介しましたが、もとの作者は同じかもしれません。

雁木伝説のほうがいろいろな形を紹介しています。
雁木に対してはこの本でいう2章の三手角雁木、角交換せずに64歩としてしまうのが一番いい対策だと思うのですが、それでも指せるような気がします。プロならどうやるのでしょうか。

二上詰将棋など

2015-10-13 | 将棋本 断捨離
二上詰将棋 (光文社文庫)
1993年出版、二上先生の本です。
500問もあって、30問でやめてしまったようです。手数は短め、形もシンプルで取り組みやすいとは思いますが、「き力」がありませんでした。


詰パラ傑作選
1993年出版、詰将棋パラダイスと週刊将棋編集です。100問のうち10問くらい解いたようです。こちらのほうが難しいです。

王様殺人事件
1996年出版、伊藤果先生と吉村達也さん(小説家で詰将棋作家編集者でもある)の本です。
伊藤果先生が詰将棋を作り、吉村さんが楽しく解説をして、ストーリーがあって、対談まであります。多分解かないで解説を読んだんだと思います。2004年には文庫にもなったんですね。

どうでもいい話ですが、私は小説はあまり読みません。読むのは中国もの歴史小説くらいでしょうか。ドラマや映画でのサスペンスはまだしも、推理小説は集中して読まないといけないのでつらい。ついあれこれいろんな事考えつつ読んでしまうのです。

詰将棋 作意を探せ―配置駒で推理する
1995年週刊将棋編集です。
詰め将棋の駒の配置から作意を考えるという意図で100問これはかなり解いた形跡があります。少しやさしいです。
詰将棋がつけないからとあんちょこ(虎の巻)を読んでいるみたいで気が引けますが、よほど詰将棋にコンプレックスがあったんですね。解かなきゃいけないと思うとつまらないからやりたい時だけやります。だから手元の本とはさようなら。




光速の詰将棋

2015-10-10 | 将棋本 断捨離
光速の詰将棋
2008年出版、谷川先生の本です。

私も詰め将棋を解こうというときがありました。
7手詰めから15手詰め、難解ではないのですが途中でギブアップです。120+αあって1/3くらいやったみたいですが。
まあ今は解けなくても仕方ない、別の才能を磨こうと思っているのでやりません。

光速の寄せ

2015-10-09 | 将棋本 断捨離
光速の寄せ〈1〉振り飛車破りの巻 (Super series special (Volume 1))
光速の寄せ〈2〉振り飛車で勝て! (Super series special (Volume 2))
光速の寄せ〈3〉矢倉くずし初級編 (Super series special (Volume 3))
光速の寄せ〈4〉必勝!矢倉応用編 (Super series special (Volume 4))
光速の寄せ〈5〉寄せ手筋総集編 (Super series special (Volume 5))
谷川流光速の決め手―前進する駒、決断の一着、光速の寄せ (Super series special)
1995年から1997年出版、谷川先生の本です。2010年には文庫も出ました。

3と光速の決め手が手元にないのですが、田舎に置いてあるかもしれません。全部そろえたはずですが。
もちろん全部そろえて安心するための本ではなくて、その戦型特有の寄せ手筋を身につけるための本です。
基礎知識から手筋、即詰みに実戦解説と盛りだくさん。手筋はいいのですが、詰将棋で止まってしまいます。やはり好きな戦型だけやりこむのが正解かも。全部やろうとすると気が重いです。
何で角換わりがないのかなあ。