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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

人生、惚れてこそ 勉強の仕方

2015-10-29 | 将棋本 断捨離
人生、惚れてこそ―知的競争力の秘密

勉強の仕方―頭がよくなる秘密 (ノン・ポシェット)
1996年出版、米長先生と羽生先生の対談本です。

最初の単行本、積読になっていました。読んだ形跡がない。それで文庫を買って、こっちは読んでいました。
この二人の対談だから面白いのですが、どうしても米長先生が中心になるのでつっこみがなくて一番聞きたいことがぼけてしまっています。

再読してメモしておくことは

最初は物まねから始まる。まずは人まねを素直にその通りにやってみること。そのあとで自分なりの方法を考える。

短期的な勉強と長期的な勉強は違う。(具体例をやってほしかったのですが。)目先の勝利を追わないこと。

この二つです。

羽生善治 頭の鍛え方

2015-10-28 | 将棋本 断捨離
羽生善治 頭の鍛え方―いかにして「考える力」「集中力」をつけるか (知的生きかた文庫)
1996年出版、大矢順正さんの本です。大矢さんは観戦記者ですね。

インタビューやエピソードをつなげてまとめた本、7冠達成のあとくらいでしょうか。

読み直して羽生先生の強さについて考えること。

森下先生曰く、頭の良さと意志の強さ。
頭の良さについて
羽生先生は得意戦法がないということになっていて、大概の戦法は指しています。オールラウンドプレイヤーといわれます。(価値がないと思って)やらない戦法はあるのですが。
大山先生は後半は振り飛車しか指さなくなって、でも同じ変化にはしなかったことと同じ意味だと思ってよいでしょう。時々は不利な変化でも指しました。
羽生先生は定跡を無視するわけではなく、自分の感覚や読みで見直すのでしょう。いろいろな戦型をやることで実戦の中でこの経験が増えます。だから「初見で正解がわかる」といわれますね。

また、メンタルの強さについて。
対局が開くと調子を崩したことがあり、勝っても負けても将棋が好きなのだなあとおもいます。勝敗より内容というか、ただゲームとして楽しんでいるのでしょう。楽しいから読みに手を抜かないのです。読みを打ち切るところが違うのだろうという気がします。楽をして勝とうとか、負けて楽になろうとか思わないのです。


羽生善治 進化し続ける頭脳

2015-10-27 | 将棋本 断捨離
羽生善治 進化し続ける頭脳 (小学館文庫)
2002年出版、田中寅彦先生の本です。

田中先生は文才がないです。ごめんなさい。(本の中では)羽生と呼び捨てているのに先輩棋士は敬語を使います。それだけで印象が悪い。当時は対戦成績がよくて羽生キラーと書かれていたころ、強いと持ち上げておいて自慢しているようで。将棋の世界にいるのなら、自分より強い人努力している人に敬意を払うべきだと思います。自分のほうがつよい、と思うのはトーナメントプロなら当然ですが、言わなくても結果を出せばいいだけのことです。若いころは谷川先生に食いついていましたね。

まあそれはいいとして、羽生先生が強いのは
勝負を度外視して純粋に将棋を楽しめること、冷静さ
情報処理能力、吸収する力
としています。(私の読み方ですが)
もう少しつっこんで分析してほしかったです。



大局を観る

2015-10-26 | 将棋本 断捨離
大局を観る―米長流・将棋と人生 (NHK人間講座)
2004年10~11月に放送されたNHKの人間講座のテキストです。
TV放送は1回くらい見て、見逃したのでテキストを買って安心して、積読になっていました。
他の本で読んだ話は何度読んでも面白いのですが、引退してからは老人臭くなったなあと思います。残念。

直感や第一感がどこからくるのかうまく説明できない、とあるのですが、
これは記憶の中から似たような局面あるいは部分図を検索してくる能力です。経験を積めばストックが増えて強化されます。上達法則のシリーズで何度も書いていますね。

デジタルとアナログ(の比喩的な)話。コンピュータはデジタルで序盤終盤が強く、アナログな中盤の力で対抗する。アナログな教育をすべきである。

これについては先生とは別の考えを持っています。
将棋を符号で考えるのがデジタル、局面のイメージで考えるのがアナログ。人間の脳はアナログで考えられるけれど、コンピュータはデジタルで考える。
論理思考というか、詰将棋ならデジタル処理のほうが速い。序盤のデータはコンピュータに覚えさせて検索することもできる。人間の脳の力も素晴らしく、思い出す時にエラーがあるかもしれないがイメージ検索の能力はすごい。
コンピュータ将棋はアナログ的な局面の評価をプログラマーが改善することで進歩してきたが、駒の位置関係について、プロの棋譜から自動学習する仕組みをができて飛躍的につよくなった。総合力で多くのプロを上回るようになってきた。アナログ的な分析ができるようになってきたということ。
人間にしかできないのは、創造分野。少しあいまいな検索でいろいろ出てきた結果を組み合わせたり(足し算)、余計なところを削ったり入れ替えたり(引き算)、部分的に増やしてみたり強化したり(掛け算)、別の機能をやらせてみるとか(割り算)、あるいは思いもかけない変化をさせてみるとか、単純な検索だけでないアイデアも生み出せる。

まとまってないけれどそんなことを考えています。どうやったら将棋が強くなれるか、なんて考えるのはとてもいいことなんだ、と感じています。

谷川流寄せの法則

2015-10-24 | 将棋本 断捨離
谷川流寄せの法則 応用編
2004年、谷川先生の本です。
谷川流寄せの法則 基礎編
こっちもあったはずですが、みつからないので田舎にあるのかもしれません。

寄せ方を次の一手方式で勉強する本です。谷川先生の実戦からの出題は難しいです。読みが得意な方、終盤力をつけるためにはやっておくとよいです。直観を得意とされる方なら、自分の感覚があっているか、さっとチェックするくらいの使い方でよいと思います。

羽生善治の終盤術

2015-10-23 | 将棋本 断捨離
羽生善治の終盤術(1) 攻めをつなぐ本 (最強将棋21)
羽生善治の終盤術〈2〉基本だけでここまで出来る (最強将棋21)
羽生善治の終盤術〈3〉堅さをくずす本 (最強将棋21)
2005年から2006年出版、羽生先生の本です。
次の一手の本ですが、好手鬼手を探すのが目的ではなくて、自然な手を積み重ねて寄せにもっていく、というテーマです。問題が連続しているので流れがわかります。
棋譜並べをしていると、こういう意図でこうやって寄せにもっていくんだ、という気付きがあるのですが、それを羽生先生の解説で読めるのですから貴重です。
終盤力がない、と嘆く前に、この本を読むべきです。一通り読んだら、寄せ方に意識して棋譜並べをやってみてください。

羽生の頭脳

2015-10-22 | 将棋本 断捨離
角換わり最前線 (羽生の頭脳)
このシリーズは1992年から1994年に出版されました。羽生先生の本です。
急戦、中飛車・三間飛車破り! (羽生の頭脳)
これも買ったはずですが、どこへ行ったのやら。

プロの先生が読んでも難しい変化を丁寧に解説されているので話題になりました。いまは文庫本も出ています。
このシリーズ買い揃えていないのは、流行を追いかけるのが嫌いだったからでしょうか。この後に出た東大将棋ブックスのほうは横歩取り以外はそろえたのですけど。
さすがに今読む価値は小さいです。古本で自分の好きな戦法の本を見つけたら買ってもいいかなというくらい。大分売れたので安くなっているでしょう。
角換わり愛好家なので取っておこうかと思いましたが、なくてもよくなりました。

米長の将棋

2015-10-21 | 将棋本 断捨離
米長の将棋〈1〉居飛車対振飛車(上) (MYCOM将棋文庫DX)
米長の将棋〈2〉居飛車対振飛車〈下〉 (MYCOM将棋文庫DX)
米長の将棋〈3〉矢倉戦法 (MYCOM将棋文庫DX)
米長の将棋〈4〉ひねり飛車・横歩取り (MYCOM将棋文庫DX)
米長の将棋〈5〉棒銀・腰掛銀 (MYCOM将棋文庫DX)
米長の将棋〈6〉奇襲戦法 (MYCOM将棋文庫DX)
将棋の上達法則で勧めておきました。名著であることは変わりません。
ただ、米長先生は読みが中心のタイプ。だから中終盤での逆転も多く、あこがれる将棋なのですが、今の私が目指す方向は違うかなあと思います。なのでこれは思い切って処分。

断捨離というのは心理的抵抗がありますが、進めてみると加速します。やりたいもの、やるべきものだけに絞っていきたいと思います。もう100冊を超えています。


十一人の棋風

2015-10-20 | 将棋本 断捨離
十一人の棋風―ロールシャッハとMDSによる棋士の心理分析
1989年出版、岡本浩一さん、橋口英俊さんの本です。

ロールシャッハテスト、って聞いたことがありますか?インクの染みの図形を何枚かみて、思い浮かぶことを答えます。心理学者はこの答えから性格とか考え方とかわかるんですね。
それとMDS(多次元尺度構成法)という手段で、自分を加えて11人の組み合わせで棋風の違いの数値を答えさせたものを2次元の散布図にして、どういう基準で分かれているか聞いてみる。これで将棋で何を重んじているか、他者の棋風をどうとらえているかわかるというものです。
とてもユニークな研究です。今の棋士でもう一回やってもらえないかなあ。

谷川浩司、内藤國男、森雞二、桐山清澄、田中寅彦、高橋道雄、大内延介、有吉道夫、森安秀光、羽生善治、大山康晴の11人。
羽生先生は若いころなので棋風が今より攻撃的です。
大山先生だけMDSのほうをやっていなくて、一流は棋風なんてない、クセなんていらないもの、とうそぶいているのですが、秘密にしたがるところが大山先生らしいです。