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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

康光流現代矢倉I II III

2015-08-07 | 将棋本 断捨離
康光流現代矢倉〈1〉先手3七銀戦法 (パーフェクトシリーズ)
康光流現代矢倉〈2〉森下システム (パーフェクトシリーズ)
康光流現代矢倉〈3〉急戦編 (パーフェクトシリーズ)
佐藤康光先生の本です。3冊とも1997年出版。
私は康光先生のファンです。ファンといっても勝敗は気にしないようにしているので、将棋の内容に憧れているのです。私とは正反対のタイプだからかもしれません。
このシリーズ、定跡書なのですが、実戦の手順をもとに解説してあるので実戦集みたいに読めます。棋譜も付録についています。1冊20局。だからとても面白いです。

Iは37銀を1冊なので分量は少ないのですが、これくらいを基礎知識にして実戦で考えるなら、アマチュアにはちょうどいいくらいかと思います。46銀37桂の宮田新手65歩などは出てきません。

IIは森下システムで、覚えるべきところは網羅されています。

IIIは米長流急戦矢倉、中原流急戦矢倉、矢倉中飛車、62飛、55歩交換(郷田先生の)、先手から65歩として中飛車にする形、原始棒銀、右玉、とバラエティがあります。

読んだり棋譜並べをするには良い本です。矢倉の感覚がわかります。矢倉が面白いと思えたら、ほかの定跡書を買いましょう。

窪田流四間飛車II撃退右四間飛車

2015-08-06 | 将棋本 断捨離
窪田流四間飛車〈2〉撃退!右四間 (振り飛車新世紀)
1999年出版、窪田先生の本です。

私も右4間は良く指すので、研究用には良い本です。他にはない変化もあります。窪田先生は感覚が特殊ですから。振り飛車側から見た定跡書ですが振り飛車よしと作った手順ではありません。

右4間が後手番で83歩の形が中心。実は65歩が怖いので84歩と突かざるを得ないと思っているのですが、その変化は出てきません。
また、後手が53銀74歩72飛83歩から75歩といく形が出ています。流行りませんがそれなりの攻撃手段です。

筋違い角と相振り飛車

2015-08-05 | 将棋本 断捨離
筋違い角と相振り飛車―ライバルに勝つマル秘作戦 (森内優駿流棋本ブックス)
1997年出版、観戦記者の木屋太二さん(ペンネームだとか)の本、森内先生の監修になっていますが。
角を右に引く形の筋違い角はこの本しか知りません。
左に引いて四間飛車にする形も載っています。
相振り飛車では右に「中原囲い」にする形。

ユニークな戦法なので読んで面白いです。解説はその新戦法が有利になるような手順を書いてあるので割り引かなくてはなりませんが。

欲しい方はコメントかメッセージをください。

穴熊ガイド

2015-08-03 | 将棋本 断捨離
穴熊ガイド (週将ブックス―定跡百科)
1988年、週刊将棋編集となっていますが、櫛田先生の本。
かなり古いのですが、こういう本こそ読んで面白いです。

第1章 居飛車穴熊 ;風車対策で居飛車穴熊、右4間穴熊の対策は有用。

第2章 振り飛車穴熊VS急戦 ;今は振り飛車穴熊が指せるということになっているのですが、広瀬先生の本にも書いてない形があります。地下鉄飛車は吉田利勝先生の戦法だったんですね。

第3章 振り飛車穴熊VS持久戦 ;玉頭位取り、4枚美濃、銀冠とあるのですが、玉頭位取りの解説本は少ないので貴重。

第4章 相穴熊 ;これは広瀬先生の本が詳しい。

見開き2ページで1項目、でも情報は多いです。

将棋に勝つ考え方

2015-07-25 | 将棋本 断捨離
将棋に勝つ考え方―異次元の大局観 (谷川浩司の将棋新研究 1)
谷川先生の本です。1982年、最初に名人になったころですから若い写真が。

形勢判断のやり方から大局観について、定跡や実戦に理論的な解説をしています。次の一手も。
私は昔立ち読みをして買わなかったのですが(学生でしたから経済的に)、ずいぶん経って古本で買いました。
良い本です。名人だし部数も出たのでしょう、安いですから古本で買って読んでみたらいかがでしょう。欲しい方50円で差し上げます。

当時駒の損得を点数で比べるというのが画期的でしたが、このブログで書いている方法で形勢判断をしたほうがいいと思っています。そういう目で読み直してみると力が付きます。

下町流三間飛車 居飛穴攻略の新研究

2015-07-24 | 将棋本 断捨離
下町流三間飛車―居飛穴攻略の新研究 (振り飛車の真髄)
小倉先生の本です。2006年出版。

コーヤン流だけでなく、ほかの三間飛車での居飛穴対策があります。
玉頭銀
石田流本組
78金型の石田流
相穴熊
といろいろ解説。実戦解説が6局。三間飛車を指す方には良い本です。
残念ながら穴熊も三間飛車も苦手な私としては使いこなせませんでした。

コーヤン流三間飛車の極意 持久戦編 ほか

2015-07-22 | 将棋本 断捨離
コーヤン流三間飛車の極意 持久戦編 (プロの将棋シリーズ)
中田功先生の本、2003年出版です。
先手三間飛車なら急戦はしにくい(青野先生の本は前にあげました)ので、左美濃か穴熊になる、その対策です。定跡の解説と実戦解説が4局。まあまあの本です。
コーヤン流三間飛車 実戦編 (新プロの将棋シリーズ)
このあとこの本が出たのですが、持っていません。図書館で読んだだけです。

私は穴熊は指しこなせないのでさらっと読んだだけです。だから三間飛車が苦手だともいえるのですが。

三間飛車道場〈第1巻〉居飛穴VS5三銀 (東大将棋ブックス)
三間飛車道場〈第2巻〉居飛穴VS4三銀 (東大将棋ブックス)
所司先生の東大将棋で対応するものを上げておきます。2004年出版。
定跡としてはこちらが詳しいです。読みにくいですけど。居飛車が先手のときの定跡です。持久戦なのであまり違いがないようなあるような。
43銀のほうは石田流に組まれることになるのですが、コーヤン流では採用されていない事に注意。だから居飛車側を持つなら東大将棋のほうが必要です。