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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

東大将棋中飛車道場3

2015-08-29 | 将棋本 断捨離
中飛車道場〈第2巻〉ゴキゲン中飛車本格急戦 (東大将棋ブックス)
2004年出版、所司先生の本です。
ゴキゲン中飛車に78金とする形、68金とする形、丸山ワクチンが解説されています。でも丸山ワクチンで96歩を先にするのがまだ書かれていません。
どれも悪くはない戦法です。プロでは超速ばかりで指されないのですが。

少し古い定跡のほうがアマチュアでは通用しやすいと思っています。相手はうろ覚えで、自分だけしっかりした知識があれば有利にしやすいです。いかがですか?

東大将棋中飛車道場2

2015-08-28 | 将棋本 断捨離
中飛車道場〈第2巻〉ゴキゲン中飛車本格急戦 (東大将棋ブックス)
2004年出版、所司先生の本です。

いわゆる超速は時代的に載っていないのですが、それより前の急戦がいろいろ載っていて、居飛車党でゴキゲン中飛車に急戦を指したいけれど、最新の定跡にはついていけない、という人にはぴったりです。今のゴキゲン中飛車を指す振り飛車党もこの定跡は詳しくないと思います。
このシリーズが詳しいけれど読みにくいのは相変わらずですが、居飛車党から見れば、気に入ったところだけしっかり勉強すればいいだけですから問題は少ないです。

この条件に同意していただければお勧めです。

東大将棋中飛車道場1

2015-08-27 | 将棋本 断捨離
中飛車道場〈第1巻〉ゴキゲン中飛車超急戦 (東大将棋ブックス)
2004年出版、所司先生の本です。

ゴキゲン中飛車に58金右からの急戦は定跡が進み過ぎて、この本では役に立ちません。
58金右に54飛とか62玉とか、妥協したときの指し方は役に立ちます。
プロなら急戦ばかりですが、アマチュアならどうなんでしょう。
初期にあった58金右としないで24歩と仕掛けて逆襲される形、これも詳しく載っていますが、今はだれも指さないでしょう。

ということで、ゴキゲン中飛車を持つ人が知識としては知っておくべきことですが、居飛車しか持たないならいらない知識でしょう。

相振り革命最先端

2015-08-26 | 将棋本 断捨離
相振り革命最先端 (マイコミ将棋BOOKS)
2008年出版、杉本先生の本です。

後手3間で55歩とする形、先手中飛車に相振り飛車、35歩としない3間飛車、67銀としない向い飛車、と凝った構成。序盤作戦を研究して、「後回しにできる手は後回し」の考えが広がっている。このころになると、相居飛車の経験が多いから相振り飛車も指しやすい、というレベルの話で無なくなって、ここで追いかけるのをやめました。
この本では次の一手が復活しました。

対振り革命 中飛車左穴熊 (マイナビ将棋BOOKS)
この後、この本につながるのですが、これは図書館で借りて読んだだけです。
中飛車に相振りなら左に玉を囲って穴熊を目指す指し方。
なかなか優秀な戦法で、よく見かけるようになりました。

相振り革命3

2015-08-25 | 将棋本 断捨離
相振り革命〈3〉
2005年出版、杉本先生の本です。

この時は76歩34歩66歩に33角とする相振り飛車が流行していました。対応策で、先手は37銀を作ってから飛車を振ります。後手は左美濃か矢倉か穴熊か。これがメイン。
他に、先手中飛車に対する相振りと銀冠を作ってから相振りにする形。
ワンポイント講座はあるものの、ほぼ定跡だけになりました。流行して定跡が整備されたのを反映しています。

私もこのころは相振り飛車を指してみたのですが、本職の振り飛車党には歯が立たず、指さなくなってしまいました。

相振り革命

2015-08-23 | 将棋本 断捨離
相振り革命―相振り飛車の極意 (MYCOM将棋文庫)
これは文庫で、もとの単行本は1995年出版、杉本先生の本です。

相振り飛車を指すなら、このシリーズを読まなくてはいけません。
シリーズ最初の本は定跡の研究、実戦解説、次の一手、という構成です。

これから読むのならば、最新のものから始めて、面白いと思えば逆にさかのぼって読めばいいです。古いものでも相振りの知識は無駄になりません。

四間飛車の急所1~4

2015-08-20 | 将棋本 断捨離
四間飛車の急所〈1〉 (最強将棋21)
四間飛車の急所〈2〉急戦大全(上) (最強将棋21)
四間飛車の急所〈3〉 急戦大全(下) (最強将棋21)
四間飛車の急所 (4) 最強の4一金型 (最強将棋21)
2003年から2005年出版、藤井先生の本です。

四間飛車を指しこなす本をマスターしたらこのシリーズに挑むとよいです。難しくはなりますが、とても良い本です。

1は定跡の進化を追って、定跡を理論的に説明しています。
23は急戦の定跡を詳しく解説。主に32銀12香の形です。
4は43銀41金からの変化。

このシリーズ居飛穴に対する藤井システムが抜けているのですが、未完になったということでしょうか。気になる筋が残っていて発表の機会を逃したんでしょう。