時々R点数計算についての問い合わせがあるので、記事にしてみます。
土曜の名南将棋大会のG級、3番の人からの問い合わせだったので計算してみますね。

1回戦はは3番と6番、R1824とR1796です。この場合1800以上未満でエリアが変わりますから、昔の点数計算式です。
-16-(1824-1796)*0.04=-17.12
小数点以下は切り捨て(この場合は切り上げ)のようで-17点。(6番は+17点です。)
2回戦は3番と1番、R1807とR1836です。同じエリアで、勝っても負けても変動は半分です。3番が勝ったので
(+16+(1836-1807)*0.04)*0.5=8.58
ここでも切り捨てになっていて+8点。(1番は-8点です。)

3回戦は3番と5番、R1815とR1799です。エリアが変わりますから、昔の点数計算式です。3番が負けたので
-16-(1815-1799)*0.04=-16.64
斬り捨て(というよりは切り上げ)で、-16点。(5番は+16点)
4回戦は3番と4番、R1799とR1771、同じエリアですが1400-1800のところで、勝ちは3/4、負けは1/2です。3番が勝ったので
(16+(1771-1799)*0.04)*0.75=11.16
小数点以下は斬り捨てで+11点です。(4番は‐7点)
結局問い合わせのあった3番の方は1824-17+8-16+11=1810 となりました。2勝2敗でもエリアが違う人に負けると大きく減ります。減った時にはどういうことだ、と問い合わせがあるわけです。
こういう調子で計算されています。アマ連は「新ソフト」と呼んでいるので、計算は自動化されているはず。入力ミスがなければ間違いはありません。