街中の公園 油彩 F10
梅雨の晴れ間に描いてみた
田植え前の水田を、燕が影を映すように水面すれすれに飛び交っている。
川沿いの桜並木は、格好の散歩コースで、毎春楽しませてくれている。
並木の途切れた所には、新しく20本ほどの若木が植樹されていて、その1本ごとに、寄進した人の
名前と「ひとこと」が書かれたカードが掛けられている。
どの木の「ひとこと」もよく考えられていて、ほほえましいものが多かった。
残念なことに、そのうちの数本が枯れていて、その木のカードの文字は風雨でかすれているが、
「喜びは自分でつくる」と読める。
花をつけることなく若木は枯れたけれど、この言葉は生きている。