散歩道

自閉症のマサシとの日常の出来事、感じたことなど思いつくままに書いています。

歯医者さんで歯の掃除

2010年06月26日 | Weblog
もう何年も前から、一度歯医者さんへ連れていこうと思いながら、ずるずると先延ばしにしていました。
特に歯が痛いと言うわけでもないので「そのうち…」と思っているうちに年数が経ってしまいました。

歯医者さんにはマサシが子供の頃の不愉快な思いが残っていて、「行きたくない」気持ちがありました。
とにかく治療を怖がって動きまわるので、どこの歯医者さんでも露骨に断られていました。心ないことも言われて、私も傷つきました。その時は何とか歯の痛いのも治まり、生え変わったりしたので、もう行かなくても済みました。

高校の時に一度行ったけど、その時は親元を離れていて、学校の先生と一緒に行きました。その頃はもう大人しくしていたようです。
大きくなるにつれて、診察をいやがったりすることはなくなりました。
それでも私の中には歯医者だけは敬遠したい思いがあったのです。

障害者を専門に診てくれる歯医者はあります。
どうしても一般の歯医者でむずかしい時は、紹介状を書いてもらって診てもらうことはできるらしいです。
知り合いの人が通っている歯医者さんがやさしくていい先生だと聞いたので、行ってみることにしました。マサシに「一度歯の点検と掃除をしてもらおうね。」と言うと、特にいやがることもなく行ってくれました。

その先生は聞いてた以上にやさしい方で、安心できるように話しかけながら診てくださいました。終わってからも「よくがんばったね。」と笑顔で声をかけてくれて、私は感激すらしました。
今のところ虫歯はなく、掃除だけしてもらいました。
「これから半年に一度くらい掃除に来てください。」と言われました。

いい先生に出会えて、歯も気持ちもすっきりしました。

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若さをアピール!

2010年06月18日 | Weblog
マサシの誕生日は8月です。近づいてきました。

今頃になると、誕生日を意識しだします。
マサシにとって、年が変わるということは大きなこと。
今度の誕生日でもう38歳になります。本当に“もう…”ですね。

マサシに「もう38歳になるのか…」と言うと、「38歳はまだ若い!」と言います。
確かにまだ若いですね。でも40歳になっても50歳になっても「まだ若い!」と言うような気がします。
誰でもいつまでも若いと思っていたいものです。でも現実にはそうはいきません。
マサシが若いと思っていたいのは、将来への不安もあるかもしれません。自分が年をとるということは、親も老いていくということ。
親なき後のことが心配なのは親だけでなく、マサシにとっても心配なのかも。だからことあるごとに「お母さんは死なない!ずっと生きる!」と言っています。できればそうなりたいものだけど…。

何とか前へ進みたいと思いながら、現状維持の毎日。
マサシが「これからいろいろなところにも行ってみる」と前向きな言い方をした時に、「いろいろな人ともかかわってみようね。散歩のヘルパーさんを頼んでみる?」と言いました。
でも返事は「……」。きっといやだろうという意思表示。
何とかきっかけなり、気持ちが変わってくれないものかと思っています。無理にすすめるのはよくないので。

外食の予定だったけど、雨で出かけられませんでした。車椅子だと雨の日はむずかしい。
「今月は食べに行くのはやめとく!」とマサシが言いました。しばらくは雨が続きそうなので、そうすることに。
天候で予定が立てにくい時はやめた方が安心みたいです。「どちらかわからない」というのは困るわけで…。

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