言葉には気をつけましょう！

１ヶ月位前、夕食に「いわしの煮つけ」を作りました。
しばらく煮込まなくてはならないので、その間にちょっとパソコンをしようと思いました。自分では覚えているつもりだったのに、パソコンに熱中して忘れていたのです。

マサシが「いわしは…」と心配そうな顔をして言いに来たので、はっと思い出してすぐ台所に行きました。でももう鍋にこげついてしまった後。
洗っても洗っても、こげつきは取れなかったので、後日新しい鍋を買いました。本当に気をつけなくてはいけないですね。

そして先日また「いわしの煮つけ」をしましたが、煮込んでいる間、ちょっと他の用事をしていると、マサシは「いわしはいつ火を止めるか？」と聞いてきます。「まだまだ…」と言うと、ちょっと安心したみたい。
でも少ししてパソコンに向かうと「いわしは…」と、また聞いてきました。

実は前回、鍋をこがした時、私は忘れていた自分が悪いのについ、「もう少し早く教えてくれたらよかったのに…」と言ってしまいました。マサシが何度も台所に行ったりしてたみたいなので。
マサシを責めるつもりで言ったのではなく、軽く冗談半分に言ったことだったけど、マサシにしてみれば“自分の責任”みたいに感じたのかもしれません。だからまた鍋をこがしたら大変！と思ったのでしょう。

こちらが何気なく言った言葉でも、相手にとっては重く受け止められたり、傷ついたりすることがあります。まして自閉症の子には皮肉やジョークが通じません。
相手の言葉のニュアンスから、軽い冗談だと判断するのはとても困難なことなのです。
笑いながら「バカだな…」と軽く言っても、「自分はバカだと言われた！」と本気で落ち込んだりします。
こういうことは今まで何度もありました。自分に向けられた言葉が原因でパニックになったことも数えきれません。

言葉には気をつけたいものです。

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地球のことが心配！

マサシは時々「地球はまだ滅びないか？」と聞いてきます。

最近、地球温暖化や異常気象などのニュースを見聞きするので、地球の危機を感じているのかもしれません。地球が滅びるということは自分も死ぬということだから、心配なのはわかるけど…。
この先温暖化が進んだり、異変が起きたとしても、マサシが一生を終える間は大丈夫なはずです。
「地球が滅びるのは何万年、何億年も先のことだから…」と言うと、少しほっとした顔をします。でもまた何日かすると同じことを聞いてくるので、安心するために聞いてくるのかな…という気もします。

地球の心配をするより、自分のことを心配してほしいのですが…。と言っても何をどうすればいいのか、わからないと思います。

足の“できもの”も一進一退、なかなか完治しません。そのため歩くのも控えめにしているので、車椅子を卒業することもできない。ただ精神的にはかなり落ち着いてきたので、何らかの形で社会参加ができないかなと考えています。
毎年秋に育成会のバス旅行があるので、今年も誘ってみたけど「行かない！」と言いました。やっぱりだめでしたね。

２週間に１度、足のできものの治療で明石の病院へ、お父さんの車で通っています。片道30分余りのドライブだけど、最近では楽しみにしているみたいです。明石海峡大橋や海を見ながらのドライブは気分も変わっていいのかな…。
涼しくなったら、機会を作って出かけたいと思っています。

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