散歩道

自閉症のマサシとの日常の出来事、感じたことなど思いつくままに書いています。

雨がよく降ります。

2006年05月19日 | Weblog
このところ毎日1回散歩に行っています。
まだ外は歩かないように言われているので、車椅子でいつもの散歩道をぶらぶらしています。

でも雨の日は行けません。「雨が止んだら行こう」と言うと、いつも「何時まで待つか…」と聞きます。「3時まで…」というように返事をします。つまり3時まで待って、止まなかったら今日の散歩は中止ということ。
するか、しないか、はっきりしてないと落ち着かないので、こういう風に聞いてくるのです。時々「もう今日はやめとく」と先に言ったりします。どうするかわからないままでいるより、“やめる”と決めてしまった方がいいみたい。

5月になってよく雨が降ります。まるで梅雨みたい。
マサシが「沖縄と同じようになってしまった」と言いました。沖縄は一足早く5月には梅雨入りするので、そういう風に思ったのでしょう。
5月は“五月晴れ”と言われるように、晴れていてほしいものです。
いつもと違う気候が続くのはマサシもいやでしょうから。

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ゆとりの気持ちで

2006年05月11日 | Weblog
先日、中央市民病院への行き帰りにマサシは電車の中でずっとしゃべっていました。
いつものこだわっていることを繰り返し、繰り返し言っています。

何かで落ち着かなかったり、不安だったりした時によくあることです。
たまに外出すると、ざわざわした人込みの中は落ち着かないのかもしれません。自分で言っているだけならまだしも、それにたえず答えなくてはならないのはちょっと疲れます。でも「今日はやけにしゃべるなあ~」と思うと何かおかしくもなります。
私自身の気持ちに余裕があると、ゆったりと向き合えます。逆に余裕がない時は腹が立ったり、イライラしたり…。

おじいちゃんが入院して、その後リハビリのために老人保健施設に入所しました。
入院する前は介護の疲れで、私はたえずイライラして、ちょっとしたことでも腹が立ったりと本当に余裕のない気持ちでマサシにも接していました。
今は解放されて楽になり、ゆったりとした気持ちで毎日を過ごせます。だからマサシがしつこくこだわったり、何かでイライラしてもそれほど気にもならず、おだやかに接することができます。これはマサシにとってもいいことで、もし私までがイライラしてたりしたら、それを感じとったマサシはますます落ち着かなくなる。悪循環になってしまいます。

“自閉症の子に接する時はおだやかに” 忘れないようにしましょう。

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