散歩道

自閉症のマサシとの日常の出来事、感じたことなど思いつくままに書いています。

ドラマ「僕の歩く道」

2006年12月20日 | Weblog
TVドラマ「僕の歩く道」が終わりましたね。
私はとても良い内容だったと思っています。現実はドラマのようにはうまくいきませんが…。

自閉症を扱った映画やドラマでは、パニックなど自閉症という障害のむずかしさを描いているものが多いのですが、このドラマで「自閉症の人はまわりを和ませてくれる、癒してくれる」というイメージをもった人もいると思います。
自閉症は対応のむずかしい困難な障害です。でもパニックになると大変!などと、そういう部分ばかり強調されると、「あまりかかわりたくない」と思われるのではないかという気もします。
その点このドラマは「自閉症の人はこんなに純粋で、まわりを幸せにしてくれる」というメッセージがこもっていて、何か安心な感じがします。

でも“100人いれば100とおりのドラマがある”
すべての自閉症の人が、このドラマの主人公ではありません。最終回はあまりにも出来過ぎ、と私には思えました。
問題行動など、毎日対応に苦しんでいる人はたくさんいると思います。本当に困っている人達が安心して暮らせる社会になってほしい。
マサシも最近は落ち着いて、良い状態が続いていますが、将来のことを考えると不安です。
自閉症の子をもつ親は皆将来への不安をかかえています。まわりの人の理解やサポートなしでは自立もむずかしいでしょうね。

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今年のクリスマス会

2006年12月09日 | Weblog
今年も育成会のクリスマス会に参加しました。

会場は昨年と同じところです。座る席は抽選で、偶然にも昨年と同じ席になりました。
“昨年と同じ”ということは自閉症のマサシにとっては安心なんです。

さて今年のプログラムは…。
和太鼓の演奏の後、希望者は前に出て太鼓をたたかせてもらえるということで、マサシを誘ってみました。「しない!」と言うのかなと思ったけど、参加しました。でもちょっと気のない感じで、遠慮しながらたたいていました。こういう場合、うれしそうに笑いながら…なんてことはないですね。
ビンゴゲームは結構楽しそうでした。
何といっても大好きな数字をめくっていくのです。興味はあります。ビンゴゲームの機械ってあるんですね。ボタンを押すとランダムに数字が表示されるもの。はじめて見ました。
数字が好きだからかどうか、何と1等賞5人の中に入りました! 景品をもらっても、うれしそうな顔をしないのはいつものことですが…。
そういえば今年はクリスマスソングはありませんでした。例年クリスマスソングの演奏や歌があるのに。やっぱりクリスマスソングはあった方がいいような気がします。

クリスマス会は今のマサシにとって唯一大勢の中に参加する機会です。
こういう機会をもっと増やしたいと、毎年思いながらなかなかできません。
足の“できもの”が完治したら、社会参加を考えていきたいと思います。

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