誕生日で気分一新！

８月１６日、マサシは４２歳の誕生日を迎えました。

例年のように誕生日前は決まり事がいろいろ…。
５日前から朝のパンは食べない、熱を測る（熱はないけど）、２日前から新聞は読まない、前日と２日前は散歩はしないなど、こと細かく決めています。
それだけ不安が強いということ。決まりごとは不安を和らげてくれるみたいです。
前日の夜はなかなか眠れなかったようで、何度も何度もトイレに行き、不安そうな表情でした。
大丈夫かなと思ったけど、１２時になったら「４２歳になりました！もう元気になった！」と言って眠りました。

翌朝は前日の不安がウソのように、落ち着いた表情・態度でした。
毎年のことだけど、誕生日はそんなにも大きな出来事なんだとあらためて思います。
私達が思っている以上に、葛藤・苦悩があるのかもしれません。

誕生日も例年通り。ケーキとにぎり寿司を食べました。
この時期にしては珍しく、朝から雨で荒れ模様でした。
「誕生日はたくさん歩く！」とはりきっていたので、まさに水を差すような雨です。
「誕生日は雨は降らない！」とも言っていました。
だから散歩できなかったらがっかりするだろうな…と思ったけど、昼過ぎに一時的に止んだので散歩をしました。
夕方にはまた降り出したので、いいタイミングで散歩できました。
雨の神様がマサシのために散歩の機会を作ってくれたみたいです。

誕生日は口数も少なく、私は気がぬけるくらい楽でした。１年中こうならいいのに…。
でも翌日にはまた元に戻って、いつものようにたえずしゃべっています。
こういう状態に慣れてしまったので、逆に落ち着くような気がしないでもない！

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８月、セミが鳴いています！

８月になりました。夏本番！
早朝からにぎやかにセミが鳴いています。

８月１６はマサシの誕生日です。もう毎日そのことだらけ！
毎年のことだけど、この頃になると辛いらしく「しんどい！」という言葉が頻繁です。
状態が良くないといろいろなことに敏感になり、こだわりも半端じゃない！
朝からずっと同じことを繰り返し話しかけてくるので、こちらも疲れます。
まるで家の中でもセミが鳴いているみたい！

そんなに誕生日は大変なことなんでしょうか。
４０年間も一緒に暮らしていて、わからないこと、理解に苦しむことはたくさんあります。
一つ年をとるというこが、自閉症の人にとって大きな変化であることはわかるけど…。
自分でも「これではいけない！」と思っているかもしれないと感じる時があります。
「僕は前と比べたら誕生日前でも良くなってきた！」と言っています。確かに以前はパニックを起こすことも頻繁だったけど、今はそれはありません。
そして以前悪かったことを思い出し「申し訳ありませんでした！」と言うので、思わず笑ってしまいました。
いろいろな言葉使いはテレビや新聞、人の話などで覚えていくけど、「ここで使うか？」と思うこともよくあります。
言葉は知っていても、相手やシーンに合わせて使うのはむずかしいようです。

前回、精神科の薬のことを書きましたが、今回新しい先生の診察日に行きました。
どんな先生か心配だったけど、薬を減らす相談にも丁寧に応えてくださいました。
誕生日過ぎてから少しずつ減らしていくことにしました。
今後ともつき合えそうな感じだったので、ちょっと安心です。

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