散歩道

自閉症のマサシとの日常の出来事、感じたことなど思いつくままに書いています。

自閉症の個性

2006年03月30日 | Weblog
先日テレビで自閉症についての特集をしていました。

自閉症という障害を理解している人はまだまだ少ないと思います。
番組では“自閉症とはどんな障害なのか”ということを、ある自閉症の子の日常の映像を交えて解説していました。その解説はとてもわかりやすく、特に「自閉症の子にもそれぞれ個性があって、一人一人違うのだ」ということを付け加えてありました。

テレビや新聞などで時々自閉症について報道しています。
自閉症についてたくさんの人に知ってもらうために、メディアにはもっともっと取りあげてもらいたいと思っています。そして一人一人が違う個性だということも付け加えてほしいですね。
人は皆十人十色、自閉症の人達も同じです。共通している部分はあっても、皆違うものをもっています。ということはかかわり方、対処の方法はそれぞれ違うとも言えます。

テレビで自閉症の人の報道を見ると「マサシとは全然違うな…」と思うことも多いのです。
パニックの対処の仕方やこだわりをなくす方法など、自閉症に関する本はたくさんあります。私もどうかかわればいいのか悩み、今までいろいろな本も読みました。でも本に書かれているとおりにしても、なかなかうまくいきません。それよりマサシを見ていて、自分なりに考えてやったことの方がうまくいくことが多いのです。

大事なのは自分の子をよく知ること、よく観察することだと思います。
子育てにマニュアルはありませんね。

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やっぱり待つのは辛い!

2006年03月23日 | Weblog
一週間に一度、病院の皮膚科に通っています。

足の“できもの”は少しずつ良くなっているけど、まだしばらくは病院通いが続きそう。予約はしているけど、たいてい30分位は待たされます。
自閉症の子は待つのは苦手なんだけど、マサシは最近状態もいいし、いつもおとなしく待っています。だから病院通いも比較的気楽です。
でも今日は混んでいて、1時間位待たされました。子どもが動きまわったり、館内放送やら、人の行き来など、あたりはざわざわした感じです。こういう状況だったので、さすがに少しイライラした不機嫌な顔をしていました。最近はパニックになることは全くなくなり、イライラしても我慢しています。

マサシだけでなく、私だって混雑した場所で長い時間待たされると少しイライラします。自閉症であるマサシにとっては相当苦痛な時間だったかもしれません。診察が終わると「しんどい」と言いました。疲れたのか…。

病院を出て外の空気を吸ったらホッとした気分になりました。
きっとマサシも同じだったでしょう。

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整形外科の診察日です。

2006年03月16日 | Weblog
今日は1年に1度の整形外科の診察日でした。
といってもレントゲンを撮るくらいですが。毎年変わりなし、特に悪いところもないし、足の状態が特別良くなっているわけではないのです。
それより担当の医師がまた変わっていました。6年前手術をしてくれた先生は辞められて、昨年違う先生に変わったと思ったら、今年また変わっていました。診察してもらっても本当にマサシの状態をわかってはいない気がします。
今度の先生を見てちょっとびっくりしました。
若い先生だけど、丸刈りに耳にはピアス。白衣を着てなければ絶対医者だなんて思わないだろう。医者もイメージも変わったんだな…と思いました。

お昼は近くのホテルのランチを食べました。例年のことです。
この市民病院は神戸空港のすぐ近くにあるので、そのせいかレストランもいっぱいで待たされました。市民病院へ行くポートライナーも今までより人も多く、食事をしたホテルにはスチュワデス達がいたりと、空港ができてから少し雰囲気が変わりました。
マサシにとってはあまり混雑してない方が落ち着くのですが…。

足の“できもの”がまだ治らなくて、このところほとんど寝ているので、久しぶりの長い外出は疲れたようです。帰ったら「しんどい」と言って、ふとんにもぐりこみました。こういう時はいつも「熱をはかってみる」と言います。
熱はなかったし、しばらく寝ていたら元気になって、夕食はしっかり食べていました。

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おじいちゃんの入院で…。

2006年03月04日 | Weblog
4日前におじいちゃんが入院しました。
バタバタして一段落した頃、マサシが「おじいちゃんが入院してお母さんは楽になった」と言いました。そうなんです。よく見てたんだ、と思いました。

入院する前、介護の疲れとストレスで私はたえずイライラして愚痴をこぼしたりしていました。マサシはそんな私を見て、不安に思ってたのかもしれません。何も言わず、おとなしくしていたけど。
自閉症の子はまわりの人がイライラしたり、不機嫌だったりすると強い不安をもつことがあります。だから私はどんなことがあってもマサシの前では平静でいるようにしていました。でもおじいちゃんのことではかなり精神的にもまいっていて、そんな気づかいをする余裕もなかったのです。それが入院したことで何かほっとして、気持ちに余裕がでてきました。
「お母さんは楽になった」と言うマサシの言葉はそんな私を見てなのか、私がそういうことをちらりと言ったからなのか。どっちにしても気持ちのゆとりはマサシにとっても私にとっても精神的によいことなんですね。

どんな状況でもゆとりをもっていたいと思ってはいるけど、現実にはなかなか…。

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