「ビッグツリー」の紹介

最近、気になっている本があって買って読みました。
「ビッグツリー」で、サブタイトルが「自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて」というものです。

著者は佐々木常夫。東レの元取締役で家族のさまざまな困難に直面しながらも、仕事への情熱も持ち続け、事業改革など仕事に全力で取り組み、家族も再生を果たしたサラリーマン一家の物語。
肝臓病で入退院を繰り返していた妻はうつ病を併発し、何度か自殺未遂をする。入院は43回に及び、その間仕事に奔走しながら育児・家事・看病をこなさなくてはならない過酷な日々が綴られている。長男は自閉症なので、さまざまな問題をかかえ、それだけでも大変だと思うのに。
いったいどうやったらこんな状況を切り抜けられるんだろう！と思い、読んでみました。

家族のことも赤裸々に書かれているけど、ビジネス書的な部分もあります。
仕事を効率良く片づける工夫とか、家事にも応用できるのではないでしょうか。心あたりがあるかと思いますが、仕事をもって忙しい時などは家事も考えて効率良く済ませなくてはなりません。逆に時間がたっぷりある時には、ついダラダラと過ごしてしまいがちですね。
極限の状態におかれた時には、大きな力が働くかもしれません。
でも、この著者の場合は特別な存在なのではという気さえします。

自閉症の子をかかえていても、そうでなくても長い家族の歴史にはいろいろな問題や困難なことが起こります。
それを乗り越えた時に、家族の絆や強い気持ちが生まれるかもしれません。

マサシにも今までいろいろなことがありました。
本当に辛くてたまらないことや、くじけそうになったことも何度もありました。
でも今は落ち着いていて、以前と比べたら平和ですね。もちろん、先のことを考えたら悩みはつきませんが。

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