バラを見に出かけました。

家の近くの須磨離宮公園は、この季節バラ展を開催しています。

「離宮公園にバラの花を見に行こう！」と前日にマサシを誘ってみました。どこかへ行こうと言っても、なかなか行こうとはしません。
そこで「バラの写真を撮りたいので、明日の散歩は離宮公園でしよう！お父さんの車でドライブしよう！」と、もう決めたから…というような言い方をしたら「行く！」と言ってくれました。よかった！

この公園は近いということもあり、子供の時には度々遊びに来ていました。最近は何年も来たことがなく、本当に久しぶりです。
マサシに「前回はいつ来た？」と聞いたら、11年前だったとか。作業所の人達みんなで来たらしいのです。◯月◯日と、日付けまできっちりと覚えていました。マサシにとっては当たり前のことですが…。当時のことがなつかしかったのか、機嫌よく思い出話をしていました。

園内のバラはたくさんの種類で、本当に華やか！ゆっくりと鑑賞しました。
でもここは階段が多く、また急な坂を上り降りしなければならない庭園もあり、車椅子では限られた場所にしか行けないのが残念です。車椅子の人でも見学しやすい工夫がしてあれば、と思いました。

これからも出かける機会を作っていきたいと思っています。　

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久しぶりに散歩道を歩きました。

足の“できもの”もほとんど治りかけてきました。
まだ完全ではないけど、後ひと息といったところです。

外を歩いてもかまわないと言われたので、久しぶりに散歩道を歩きました。
１年半近く、外を歩いていません。とりあえず“できもの”を治すことが大事だったので、散歩も車椅子に座ったままでした。
久しぶりなので、ちょっと歩きにくそうでした。少し歩くとすぐ「座る！」と言うので、足がだるいのか、歩きにくいのか、慣れるまではぼちぼち…ですね。それにまだ完治したわけではないので、しばらくは無理しないようにしたいと思います。

今は散歩には最適な季節。緑の中さわやかな風が吹いて、本当に気持ちよく散歩をしています。
少しでも外へ連れ出そうと思って「◯◯へ行こう」と誘うけど、「行かない！」の返事。
とりあえず、いつもの散歩道だけは行くので、少しでもたくさん散歩したいと思っています。

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毎日の決まりごと

“こだわり”“決まりごと”は自閉症の特徴。

マサシも特定のこだわりや毎日の決まりごとがあります。
自閉症に限らず、誰でも毎日決まってすることや、一定の手順があったりします。でも自閉症の子は、かたくなにそれを守ろうとするのです。それを止めたり、何かで出来なくなるとパニックになることさえあります。
マサシはもう大人だし、パニックになることはありませんが、朝から晩まで自分の決めた手順がいっぱいあって、それをきちんと実行しています。
それはほんの些細なこともあり、トイレに入ったら、中のスリッパの向きとか、家の中にあるいろいろな物の位置など、ちょっと変わると直しています。トイレに入る時間さえ決めている。

行動だけでなく、いつも言っている言葉も…。
朝起きたらすぐに決まって言うフレーズがあり、散歩をしている時も毎日決まったことをしゃべっています。この場所に来たらこのフレーズ…というように、まるで台本があるかのようです。
毎日のことなので慣れているとはいえ、たまには解放されたい気分になりますね。マサシの台本の中に、私が答えなくてはならないセリフがあるので…。

でもこういう毎日の決まりごとは、自閉症の人が安心を得るための手段でもあるのです。何が起きるかわからないことに対しての不安を、決まっていることを作ることで解消しているのでしょう。
このところ平日は、毎朝「しんどい！」と言って、寝たり起きたりしています。たいていお昼前には元気になるけど。でも土曜日と日曜日は朝から元気で「しんどい！」とは言いません。
何故だかわからないけど、そう決めているみたいなところがあります。何故でしょうね。

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