メンテお気楽日記 6月22日 現金商売

小型機械の取引が大半になってしまったこの頃、新規客や個人依頼が目立つ。
これまでは、企業工場や機料店からの依頼仕事が多かったから、入金日は大体は決まっていた。

ところが、個人客や新規の場合、納品またはメンテ終了時の支払いを受けることが多い。
現金をもらえる事はとっても嬉しいのだが、追々銀行入金しないでタンス預金。

タンス預金なんてカッコイイこと言っているが、なぜか？いつのまにか消えてしまう。
一旦銀行に入金になれば、経費引き落とし分は確保できる筈なのだが、現金が手元にあると気がゆるむ。

自転車操業を旨とする？三筋商売では、経費引き落としの為今月の売り上げにまで手を付けることになる。
今は必死こいて自転車を漕いでいるが、体だけが資本となれば、何かあればやはり心配。

運転資金の必要制も充分解っているのだが、これがなかなか貯まらない。
「商売がヘタ」と言ってしまえば身もふたもないのだが・・・やはり性格が災い？してるかも。

ま、お客さまの笑顔を素直に受け入れられるうちは、良しとして、当分ガンバロウ！

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メンテお気楽日記 6月21日 採らぬ狸の・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　倉庫ではせっせせっせと１２錘機を３錘機に改造
糸商から連絡が入った。「ワインダーを移動したから整備をたのむ」
工場の名前を聞いて地図で確認。まだ入ったことのない工場だ。

午前、工場を尋ねるがひと気がない。確かにワインダー機は今入れた状態。
撚台には糸が掛かって稼働しているが、やはり呼んでも誰も出てこない。

糸商に電話を入れれば「午前中は不在」の返事？
エステルの細番手、ワインダー糸管はチーズ捲き。けっこう手間と時間がかかる仕事。

機械まかせの仕事？の整備なら、最初が肝心不良個所を見逃すわけにはいかない。
モーターブレイカーも交換、当然オニ綾防止装置も組み込まなければ、そうだ！
クレドールもチーズ専用に交換してもらえば・・・試験捲きも含め作業時間もけっこう掛かるナ。なんて。

午後は出直しメンテ。今度は奥さんが出てきて「午前中はパートに行ってる」
ダンナは体をこわして休業したが、頼まれて下撚り仕事だけ機械を動かしているとの事。

糸商からは「せっかく工場にいるになら」って簡単？な捲き返しを頼まれたなんて、
糸もまったく違うし、３°３０′糸管での仕様。またまた早とちりの様子。

考えれば、下撚り工場での仕上げ捲きなんて無いよナ～。

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メンテお気楽日記 6月19日 薄利多売って間違っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６月１９日・うちの家主さまの１４年目の誕生日
「薄利多売」って言葉が世間にあふれだした頃から、景気が下降気味に感じる。

確かに「多売」の環境はコマーシャルや大型店・ネット等によって大きく変わったように見える。
しかし「薄利」の環境は材料・製造・流通・販売など多くの商売に無理を生じ、そして消えていった。

「ものづくり」や「商売」は、より便利により綺麗により楽しくなど、人間の欲望から発展してきた。
「より安く」とは物にあふれ努力を忘れた人間の最後の欲望かもしれない？。

「安ければ売れる」これも商売人の怠慢かもしれない。そりゃ黙っていても買っていく？
商品の品定めも、人とのふれ合いもないまま、店に並べればかってに売れていく？

ものをつくり、ものを選ぶことは商売人のプライド。けっして安さだけではないはず。

客にしたって、家には（安）物があふれ、品物を大切にする気持ちすら無くなってきている。

品物には価値があり、その価値を提供することによって商売は成立する。
「薄利多売」利益のないものづくり・商売では日本の景気はゼッタイ良くはならない。

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メンテお気楽日記 6月17日 働けど、働けど・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　２５錘の綛揚げ機、たまにはこんな機械もお世話してます。
各工場の稼働率は相変わらず高い。納期に追われての仕事が続いている。
なにより中古機械の動きも出てきた。今月に入って、もう５台目の納品を終えた。

じゃ、儲かっているかと言うと、こっちは相変わらず火の車。
無理もない、２０？年前の機械販売価格と「０」が一桁違うのだから。

１００万の商談１割だけでも１０万、今はその１０万が販売価格。
だから、メンテナンスの人件費収入がなければ、とても生活を維持できない。

工場だって同じ立場？　人を雇いたい仕事量があっても、人を雇えば儲けが消える？
だから寝る間を惜しんでのフル稼働。でも少人数の生産高には限度がある。で、納期遅れ。

できれば設備投資をし、工員を増やし仕事を楽にしたい？　夢の話。
その為には充分な加工費と、先のみとうしが確保できての話。それこそ夢の夢。

誰に文句を言っても始まらない。今は現実の中を自転車をこぎ続けるしかない。

本田宗一郎さま。ソーラーエンジン付きの自転車はいつ出来るのでしょうか？

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メンテお気楽日記6月14日 運送費がワカラナイ？

１錘立てのワインダーがすぐに売れました。それも待ってたかの様に。
中古機さがしの依頼を受けてから、随分と時間をくっていたので、正直心配もしてました。

能登のニット工場から、東京の渋谷への嫁入り。田舎娘が東京で役に立つのかちょっと心配。
でも「文化服装学院で使ったのと同じでした」なんて言われたので、まずは一安心。

産業機械の工場ばかり回っている自分としては、渋谷でなんでって感じだったが偏見だったかも？

それより、おどろいたのは運送費。なんと２０００円もかからないで客先までとどいた。
先日の３錘機の時は、運送屋さんから梱包も含め３００００近く言われていたから。

大きさにして四分に一にしても５０００円ではきかないかもって、勝手に考えていた。
まさか宅急便の兄ちゃんの間違いではないと思うけど・・２０キロ以上はあるし大きさもギリギリ。

客先で話題にしたら、運送費はイロイロあるらしい。
宅急便では考えられない価格設定が、契約内容によってイロイロ？と。定形外郵便もメール便なら・・
一番ふに落ちないのは、振込入金の手数料だというのは経営者。

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