他県のニュースではどのように報道されているのかわかりませんが、静岡県のニュースでは
夏山シーズン、富士山の弾丸登山禁止のニュースが大手を振っています。
だいたい、弾丸登山ってどこから命名したのでしょうか。
大昔 新幹線の事を弾丸列車と呼んでいたことが私が小さかった頃の記憶にあります。
そのころの弾丸は良い意味に使われていたのですがいつの間にか弾丸についてイメージ
ダウンがなされたようです。
富士山は文化遺産で世界遺産になったのに、昔の登山は全員弾丸登山でした。
日差しが半端じゃない富士山の昼間、夜間に登った方がよっぽど安全でした。
問題は、日帰りでも山小屋泊まりでも体力や装備がない連中が登っている事です。
体力があれば高山の危険地帯の滞在時間が少ない弾丸登山が一番安全です。
弾丸登山、非常に嫌悪感が湧く呼び方です。
弾丸登山=危険=悪 と言うキャンペーンを張っているのが今の静岡県です。
それと富士山の登山者のオーバーユースが叫ばれているのですが、本気で登山者数規制を
するのなら、登山客を五合目に車で運ぶのは問題があります。
五合目から登れなくなればさすがに日帰り往復登山者は激減します。
一般の体力があっても六合目か七合目に一泊するのが普通と思います。
今の静岡県の対応は日帰り登山者だけを締め出しにかかっているとしか思えません。
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世界文化遺産になったのだから、富士登山は二合目からの登山に限定すべきです。
そうなると二合目から五合目まで小屋が無いので中腹で遭難する人が続出するのかな。
でもご安心、自動車道を登山道にすれば救急車だってすぐ行けます。
救急車は税金をつかうので、救急タクシー制度にしてしっかり料金を取れば五合目まで
も登れない連中はそこで淘汰されて、それ以上体力がある者だけが登る事になります。
五合目までの車道登りで登山者の体力選別をすれば良いと思います。
富士山の自然を守り、登山者の安全を図るならそれくらいの思い切った改革が必要だと思います。
日本山岳会 日本勤労者山岳連盟 日本山岳協会の見解はどうなんでしょうかね。
北海道の大雪山では屎尿問題他で山を汚さないために、なるべく日帰り登山を勧めているようですが、富士山は日帰り登山で体調を崩す人が多いのですか?
だから昔は日中の登山は出来なかったのでしょう。
また五合目以上には山小屋が無かったので必然的に夜行日帰りになりました。
富士山の昔の登山を描いた曼荼羅にも松明を手に持った富士講の信者の姿が描かれています。
日帰りは標高差が1200m以上あるので山登りに慣れていないと体調を崩しやすいのでしょうね。
気力で登る登山者が多いのですがやっぱ体力で登らなくちゃね。