図書館で「山と渓谷」の最新号のページをめくっていたら、
懐かしい両股小屋の「41人の嵐」の本が文庫本で復活しているのを
見つけました。
近くの書店でその本を見つけて、さっそく手に入れました。
私は1979年の夏の期間に、広河原ロッジでこの著者とアルバイト
をしていました。
爆竹とハイライトのたばこが好きな、少し風変わりな年上の女性で
した。
登山技術はその頃10年近く山を歩いていた自分から見て心元ない感
じですが、そのことを隠しもしないでしっかり記録に残しています。
娘が二十歳の頃、山岳会の後輩と両股小屋に出向いたことがありま
すが、両股の主のようでうれしく思いました。
2回目は広河原から北岳と間ノ岳に登って、バカ尾根経由で両股小屋に
厄介になりました。
シーズンが終わるころで、カラマツの黄色が目に焼き付いています。
元気な内にまた訪れたいと思ったのですが、2017年の台風で広河原か
ら北沢峠行きのバスが三好沢の決壊で不通になっていて、長野県側から
しか出向けないのが頭痛のタネです。
山梨県の身延から奈良田に出て、そこから広河原経由で両股小屋の林道
を3時間ほど歩いて会いに行きたいです。