
現代の中国を舞台に、そして戦いを描くとなったら、こういう問題になってしまうのでしょうか。純粋に最後のジャッキーのアクション映画だああ!と思って浸りながら見たいと思ったのですが、そうもいかず。政治的なメッセージも込めたかった・・・という部分も見えてしまい、日本人としては痛し痒しみたいな感じ。
中国に伝わる秘宝、12支像。冒頭、第二次アヘン戦争によって、徹底的に破壊された円明園の無残な様子が表れます。
***円明園とは***
中国・清の時代の最盛期、康熙帝から乾隆帝にかけて、イタリアの建築家、画家であるカスティリオーネに建てさせたバロック式の宮殿。ベルサイユ宮殿を模した豪華な建物で、歴代の皇帝の別荘に使われていた。見事な噴水に、豪華な調度品など、贅沢のすいを集めた建築物。噴水の周りに置かれたのが十二支像で、今回の映画のテーマになっている。

清はその後、列強の侵攻を受け、1840年のアヘン戦争で大敗を喫し、香港割譲など不平等条約を突きつけられるが、思ったほどの経済的な効果が上がらなかった。イギリスとフランスは、アロー号事件(1856年)をきっかけに、再度戦争を仕掛け(第二次アヘン戦争とか、アロー戦争という[1860年])清への進出をさらに深めた。この時に破壊されたものの一つに円明園があった。

映画では、この時に十二支像が略奪されたことになっていたが、史実ではそうでもないらしい。この騒動の時に移設し、のちに行方不明になったようだが、いつの時代にしても略奪されたことには変わりない・・・ということか。
アヘン戦争以降、中国からいろんなお宝が流出!問題は、そのお宝でもって儲けようとしている輩がいるのが許せない!!!と。われらが中国から盗んでいったお宝を取り戻すんだああ!!!!!ということでヤンす。
とっても難しい問題にあえて臨んだジャッキーに敬意を表しつつ、ちょーーっと政治色過ぎたかなあと感じてしまいました。素直に「あのインライン!!すげーーー!!」とか、「やっぱ、落ちるのはジャッキーにはかないません!」と楽しんで見てるだけじゃなくって、いろいろと考えてくださいねえ~とも言いたかったんでしょうか。
さすがに若い時のようなキレッキレのアクション!というとこまでは行きませんでしたが、ジャッキーのあの頑張りを見てると、なんだか胸が熱くなってきて、なんでも許せちゃう~という気分になってくるのですよ。とにもかくにも、お疲れ様でした。
◎◎◎○
「ライジング・ドラゴン」
監督 ジャッキー・チェン
出演 ジャッキー・チェン クォン・サンウ ジャン・ランシン ヤオ・シントン
中国に伝わる秘宝、12支像。冒頭、第二次アヘン戦争によって、徹底的に破壊された円明園の無残な様子が表れます。
***円明園とは***
中国・清の時代の最盛期、康熙帝から乾隆帝にかけて、イタリアの建築家、画家であるカスティリオーネに建てさせたバロック式の宮殿。ベルサイユ宮殿を模した豪華な建物で、歴代の皇帝の別荘に使われていた。見事な噴水に、豪華な調度品など、贅沢のすいを集めた建築物。噴水の周りに置かれたのが十二支像で、今回の映画のテーマになっている。

清はその後、列強の侵攻を受け、1840年のアヘン戦争で大敗を喫し、香港割譲など不平等条約を突きつけられるが、思ったほどの経済的な効果が上がらなかった。イギリスとフランスは、アロー号事件(1856年)をきっかけに、再度戦争を仕掛け(第二次アヘン戦争とか、アロー戦争という[1860年])清への進出をさらに深めた。この時に破壊されたものの一つに円明園があった。

破壊された円明園
映画では、この時に十二支像が略奪されたことになっていたが、史実ではそうでもないらしい。この騒動の時に移設し、のちに行方不明になったようだが、いつの時代にしても略奪されたことには変わりない・・・ということか。
アヘン戦争以降、中国からいろんなお宝が流出!問題は、そのお宝でもって儲けようとしている輩がいるのが許せない!!!と。われらが中国から盗んでいったお宝を取り戻すんだああ!!!!!ということでヤンす。
とっても難しい問題にあえて臨んだジャッキーに敬意を表しつつ、ちょーーっと政治色過ぎたかなあと感じてしまいました。素直に「あのインライン!!すげーーー!!」とか、「やっぱ、落ちるのはジャッキーにはかないません!」と楽しんで見てるだけじゃなくって、いろいろと考えてくださいねえ~とも言いたかったんでしょうか。
さすがに若い時のようなキレッキレのアクション!というとこまでは行きませんでしたが、ジャッキーのあの頑張りを見てると、なんだか胸が熱くなってきて、なんでも許せちゃう~という気分になってくるのですよ。とにもかくにも、お疲れ様でした。
◎◎◎○
「ライジング・ドラゴン」
監督 ジャッキー・チェン
出演 ジャッキー・チェン クォン・サンウ ジャン・ランシン ヤオ・シントン
トレジャーハンター“アジアの鷹”は、インディ・ジョーンズ同様に「未開文化」の宝物をかっぱらってくる「西洋人」でしたが、香港が英国から中国に返還されると、西洋人にかっぱらわれた宝物を盗み返す人になるとはビックリ。
韓国の扱い方も政治的でしたね。
私の友人の熱狂的なジャッキー・ファンは、あくまでもアクションが見たい人で、ストレスたまったみたいでした。
いや、面白かったんですがね。
スカイダイビングとか、そう言えばやってなかったかなあ。やり尽くしたかったのかなあ。ローラーブレード服もそうだけど新しい物をぶち込んでくるのが凄い。最後の方で女同士で戦わせたみたいに、ああいうスタンスになってくんじゃないかなあ。
でも、やっぱそろそろ限界ですかね。
いつ辞めても、誰も何も非難はしないと思いますんで、ぜひ後進を応援して行く立場で、はたまた頑張ってもらいましょう。
最初のローラーブレードなどは、こういうアイデアがよく浮かぶなあということと、それを自分でやってしまうこととに、あらためて感心しました。
チャレンジ精神はいまだ健在というか。
まだまだやれるのでは?とも思ったりもしますが、最後に見事なアクションを見せてくれたと思っています。
きっと復活するんじゃないでしょうかね。
観ていて楽しませてくれるカンフーアクションもきちんと用意されていましたし、年老いても昔と変わらず本気のアクションをしてくれるジャッキーが大好きです。
これでアクション映画も終わりっていうのは寂しい感じです。
「やっぱ、落ちるのはジャッキーにはかないません!」的な娯楽大作としてのアクション・ジャッキーをみたかったです
そのため、作品自体は面白くない出来となってしまいましたが、火山から転がり落ちてくるとか、チャレンジ精神は相変わらずのジャッキーで、ジャッキーがみれただけで満足したような感じです
政治色を出すのもいいのですが、なんだかなまぐさかったかなあ。
そういうの抜きに、すこーーんと突き抜けるアクションでもっと見たいですね。